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新党大地代表・鈴木宗男が激白!「安倍晋三首相VSプーチン大統領、そして北方領土問題の真相」

[週刊大衆2016年09月26日号]

新党大地代表・鈴木宗男が激白!「安倍晋三首相VSプーチン大統領、そして北方領土問題の真相」

 安倍晋三首相は9月2日、ロシア極東のウラジオストクを訪問しプーチン大統領と会談。12月15日にはプーチン大統領が安倍首相の地元・山口県を訪れ、首脳会談を行うことで合意した。

 動き始めた日露交渉だが、日本国民の最大の関心は、北方領土(国後島、択捉島、歯舞諸島、色丹島)の返還が実現するかどうかだろう。安倍首相が日露交渉を本格化させるのに際し、何度も官邸に招いた人物がいる。政界切っての“ロシア通”で知られる鈴木宗男新党大地代表だ。日露交渉の舞台裏を知り尽くした鈴木代表が、北方領土問題の真相を明かした。

「昨年の12月22日、官邸の式典で安倍総理にお会いした際、“たまに官邸に来てください”と声がかかり、後日、秘書官から連絡があって28日に官邸に招かれました。その時は1時間近く内政、選挙、そしてロシア問題について話し合いましたが、以後、ウラジオストクでの会談までに、計6回、官邸に行っています。現在進行形の外交案件ですから内容は明かせませんが、総理は並々ならぬ決意を持っておられることが分かり、忌憚なく意見交換できたと思います」

 安倍首相が政権発足以来、日露関係改善を目指してきたのは周知の事実。「順調に進むかに見えましたが、ウクライナ問題で一時、日露関係は冷え込んでしまった。ただ、5月のソチでの首脳会談で信頼を回復できたと思います。続く今回の、ウラジオストク会談で、日露関係はより進化したと断言できます」

 事実、日本国内の論調は、「経済制裁や原油価格低迷に喘ぐロシアは、日本から経済協力を引き出したいため、12月の来日時に何らかの“土産”を持ってくるはず」との期待を強めている。日本側も、ロシア経済分野協力担当相を新設し、世耕弘成経産相に兼任させるなど鼻息が荒い。となると領土問題の進展に期待が膨らむが、ここで重要になるのが、“4島一括返還”か、“2島(歯舞群島・色丹島)先行返還”かという国内議論だという。鈴木代表は、これらの議論の本質的な“誤り”を指摘する。

「自民党の中にも4島一括返還が国是だと思っている議員が多くいますけどね、それは間違っています。4島一括返還と主張したのは、冷戦時代、ソ連が“領土問題なし”と言ったからです。自由と民主のロシアになってからは、日本政府は4島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するという方針に転換しています」 北方領土問題を正しく知るには、“歴史の闇”を理解する必要があるという。時は、1951年のサンフランシスコ講和条約締結時にまで遡る。

「当時の日本政府は条約で国後・択捉の権利を放棄しています。具体的には“千島列島を放棄する”と宣言しているんですが、国後と択捉は千島列島に含まれています。一方、歯舞・色丹は根室の行政区なので権利は日本側にあります。歯舞・色丹の2島引き渡しを目指した日ソ共同宣言(56年)の発効日の翌日、根室の住民らは大喜びし、提灯行列していますからね」

 歯舞・色丹の返還は、指呼の間にあったのだ。「ところがその後、時の外務政務次官が、“日本は国後・択捉の権利を放棄していない”と国会答弁したため、混乱が生じたのです」

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