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石破さんが"ポスト安倍"に向け露骨に始めた「党内派閥作り」

[週刊大衆2月25日号]

「無派閥といいながら、事実上の"石破派"じゃないか」(派閥領袖)

先月、石破茂幹事長が立ち上げたグループに対し、こんな声が上がっている。

幹事長就任以来、石破氏は総選挙で当選した119人の新人議員に、活動計画書や活動報告書を書かせ、厳しく教育してきた。本人は「小泉チルドレンや小沢ガールズのようにはしたくないから」と説明するが、党内からは「石破チルドレン作りだ」と見られていた。

そこに、今度は「無派閥連絡会」の結成である。
初会合には鴨下一郎国対委員長や小池百合子・元防衛相ら37人が出席。世話役の一人は、「無派閥の議員の情報不足の解消や、人との縁を取り持つのが狙い」と強調。"派閥弊害"論者の石破さんも、新グループは無派閥と強調する。

だが、党内事情通は「内実は違う」と、こう続ける。
「今後は、他派閥が定例会を開く毎週木曜昼に会合を開くことを申し合わせています。無派閥なら、どの派閥に顔を出してもいいんですが、あえて派閥会合の定例日にぶつけるとは……。これは派閥と一緒ですよ」

昨年の総裁選で安倍さんより地方票を取った石破さんに対し、安倍さんは相当な警戒心を持っている。幹事長には任命したが、権力を持たせないために、お目付け役に先輩の細田博之氏を幹事長代行に、また選挙を取り仕切る選対委員長に河村建夫氏をつけ、石破さんから選挙資金を取り上げた。完全な石破包囲網だ。
「石破さんは、安倍首相の露骨な作戦に対抗すべく、派閥作りに動き始めたというわけです」(前同)

石破派の"売り"は、もちろん防衛問題。ちなみに中谷元・元防衛庁長官は親しい人にこういっている。
「いまの党幹事長室を見て何か気づかない? 石破さん、浜田さん(靖一・元防衛相)、それに私が特命副委員長。3人は"新国防族"と呼ばれてたんだよ」

石破さんは、安倍政権が次期主力戦闘機F35へ国産部品を提供する方針に対し、「武器輸出三原則は逸脱すべきではない」と反旗を翻している。「防衛はプロに任せろ」ということ。

石破さんは、本気で"ポスト安倍"を狙い始めた。

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