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ブチ切れ維新解体で始まる橋下徹「関西新党結成」構想全容 vol.1

[週刊大衆4月1日号]

橋下徹大阪市長(日本維新の会共同代表)が「再起」を懸け、起死回生の一手に出ようとしている。
「昨年暮れの衆院選前までは昇り竜の勢いにあった橋下維新の会。連日、その一挙手一投足がマスコミで報じられていました。それが、いまでは夢幻の如く、です。橋下氏がいかに吠えようと、マスコミの扱いは小さなコラム程度。以前とは隔世の感で、国政も動かせない状況に業を煮やしたようです」(全国紙政治部デスク)

驕れる平家久しからずが世の常とはいえ、あまりの凋落ぶりに同デスクも戸惑いを隠さない。
「先の衆院選で3桁確実と見られていた同党の当選者が、蓋を開けたら54議席と、なんとも中途半端な数に終わってしまいました。これは、ひとえに橋下氏の戦略ミスだったと見られています」

第3極を一つにまとめあげる"歴史的役割"を担っていた橋下維新が、結果的には国民の期待を裏切り、安倍自民党を利してしまった。これが、現在の人気凋落に繫がった最大要因だという。

"最強の援軍"として維新の会の命運を預けた石原慎太郎・東京都知事(当時=現・日本維新の会共同代表)も、まったく頼りにならない。
「あろうことか、期待された東日本での票も伸びず、ただの"役立たず"であることが判明。話題になったのは、麻生太郎副総理と同様、国会へ"ギャングファッション"で繰り出したことと、2月末から風邪をこじらせて入院したことくらいです」(維新の会幹部)

総選挙前には、橋下維新人気に乗って一気呵成の天下(首相の座)獲りを目論んでいたものの、野望が潰えたいま、周辺に、「なんかもう、どうでもよくなった」と漏らし、もはや、やる気ゼロだという。
「今年初めには白内障の手術も受け、体力の衰えは隠せない。夏の参院選で、代表として全国を駆け回るのは無理だと見られている。体力の限界を感じた石原氏が参院選前に議員辞職をするのではないか、といった話まで囁かれるに至っています」(政治評論家・浅川博忠氏)

橋下氏の誤算は、さらに続く。
「満を持して国会に送り込んだ橋下維新メンバーですが、橋下氏の意に反してバラバラなんです」(維新関係者)

それは、石原共同代表と近い平沼赳夫国会議員団代表や片山虎之助政調会長といった旧太陽の党組と、維新を政党化したときの創設メンバーである松野頼久幹事長ら5人組。さらには、中田宏・前横浜市長や東国原英夫・前宮崎県知事といった首長組に、衆院選前に合流した小沢鋭仁・元環境相ら旧民主党組。そして、橋下氏を支持する橋下ベイビーズ。みんな好き勝手に動いている。
「それどころか、いま、維新は海千山千の片山政調会長と園田博之幹事長代理ら旧太陽系に実質乗っ取られている。橋下氏の意向など、完全に無視されています」(前同)

たとえば、橋下氏が日韓両国の間に刺さったトゲ・竹島問題で「共同管理構想」をぶち上げれば、国会議員団は「橋下独裁ではない」とし、即座に橋下構想は斬って捨てられた。

また、日銀総裁人事を巡っても、安倍自民党案に賛意を示す橋下氏に、国会議員団は「口を出すな!」と、怒りの"通達"。

ブチ切れた橋下氏は、「口出すな、といわれて代表の地位にしがみつくような人生哲学をボクは持っていません」と、激怒するシーンまで演じることに。
「すでに、維新の会の実権は旧たちあがれ日本や旧太陽の党のメンバーに握られています。橋下氏が国政の場で発言できる場面は、もはやありません」(政治評論家・板垣英憲氏)

橋下氏が苛立つ理由は、これだけではない。
「あの体罰問題で、桜宮高校体育系学科の入試中止を強行して生徒から猛反発を受け右往左往」(同庁職員)

また、大阪市庁舎で昼休みの合図で流れている島倉千代子の歌に、橋下氏が「古臭い」とクレーム。
「そうして中止に追い込みましたが、職員は猛反発。"気に食わない文化は排除してしまえという態度は、ハシズム(独裁・橋下氏を表する言葉)の典型だ"と、批判噴出です」(前同)

以前なら、橋下氏が吐いた言葉の多くは"正論"として庶民は大喝采。
それがいまでは……橋下氏の歯車は、大きく狂い始めているのだ。
「大阪維新の会当時は、橋下氏の言葉がすべての個人商店で済んでいました。それが日本維新の会となり、全国区の公党となったいま、多数決の原理が働いて、橋下氏に自重を促す場面も多々出てきました。彼には、それが歯痒く、イライラを募らせる要因となっているんです」(政治評論家・有馬晴海氏)c

3月28日公開のvol.2に続く・・・。

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