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巨人V逸で始動「原辰徳GM就任」という“秘策”

[週刊大衆2016年10月03日号]

巨人V逸で始動「原辰徳GM就任」という“秘策”

 屈辱的ゲーム差での2位にもはや黙っていられない。泣く子も黙るあの名将が、悩める“愛弟子”のために再び球界に帰還する……!?

「今年は賭博問題とか、いろいろ想定外の事態があって、スタートのときから厳しい状態だったから、非常に苦しい展開になることは予想されていた。その中ではよく頑張っている」 9月10日、広島カープとの直接対決で敗れ、リーグ優勝を許した巨人軍。その2日後の12日、都内で行われたオーナー会議に出席した巨人の老川祥一オーナー(74)は、記者たちの前で高橋由伸監督の手腕を高く評価し、来季の続投を明らかにした。

 しかし2位とはいえ、巨人が首位・広島に14ゲームもの差をつけられ、本拠地・東京ドームでの胴上げを許してしまったことは事実。「巨人は“常勝”が義務づけられたチーム。このようなブザマな形でのV逸は、初年度は許されても、来年以降は許されるはずがありません。来季は3年契約の2年目とはいえ、成績次第で由伸監督のクビも危うくなる可能性があります」(スポーツ紙デスク)

 坂本勇人がリーグ首位打者、菅野智之が防御率トップに立つ活躍を見せながらも、貧打・投壊が露呈し、怪我人の多発も相まって、どうしても“タマ不足”のイメージがつきまとった巨人。今年のようなことを繰り返さないためには、オフシーズンの「補強」が何より重要になってくるのは言うまでもない。しかし、最近の巨人は、補強がうまくいっているとは言い難い。「ここ最近、巨人はドラフトも外国人もカンが外れっぱなし。それでいて、かつて、長嶋監督時代のように他球団のエースや4番などFA選手にことごとく触手を伸ばすという荒業も、最近はなかなか通用しない。このまま若手の育成もできなければ、ジリ貧は明らかです」(前同)

 そこで今、球団内部ではにわかに“ある話”が現実味を帯び始めているのだという。「原辰徳前監督(58)の待望論です。といっても監督再登板ではなく、監督退任後、巨人軍特別顧問というポストに就いている原前監督を、新たにGMとしてチームに迎えようという声があるんです。多くの球団関係者が、この案を歓迎しているそうですよ」(同)

 巨人の監督を務めた通算12年の間に7度のリーグ優勝、そして3度の日本一を成し遂げた名将・原氏。ときに情熱的に、ときに非情にチームを率いたその采配ばかりが注目されるが、実は、監督時代から選手の補強をフロントに提言し、そのいくつかを実現させている。「原さんは、選手の能力を見極め、力を引き出すのがとにかくうまい。FAで巨人入りした小笠原道大(現・中日2軍監督)、ラミレス(現・横浜DeNA監督)らは、そこに心酔し、揃って“原監督の指導を受けたい”と言っていました。GMの仕事は、いいチーム編成をして監督に預けることですから、原さんの眼力はうってつけですよ」(全国紙巨人軍担当記者)

 しかし、実はその眼力が、原氏の監督退任の引き金になったともいわれている。「もう時効だからバラしますが、09年春、侍ジャパンの指揮官となった原前監督は、WBC決勝ラウンドが開かれているアメリカで、当時は横浜にいた内川聖一に“FA権を取得したら、うちに来てくれないか”と耳打ち。内川は小躍りして喜んだそうですよ」(前同) しかし、最終的に内川は、ソフトバンクを移籍先に選んだ。その裏には、思わぬ“横槍”があったのだ。「原監督も内川自身もその気だったのに、当時、巨人のGMだった清武英利さんが“(内川が)守るポジションがないじゃないか”と、この移籍話を潰してしまったんです」(巨人軍関係者)

 確かに、当時の巨人には、ポジションのかぶる小笠原がいた。「ですが、実はこのとき、原監督は“ガッツ(小笠原)は、そろそろ動体視力が衰えてきている”と言っていたそうです」(前同) その言葉通り、09年は打率.309に本塁打31、10年には打率.308、本塁打34と大活躍だった小笠原は、11年に入って打率.242、本塁打5と、急速に力を落としていく。「原さんの眼力の確かさが、不幸にも証明されました。その後、巨人は村田修一をDeNAから獲得しましたが、現在、内川と村田のどちらに力があるかは明白。内川が巨人に来ていれば、セ・リーグの勢力図は、今とは大きく変わっていたはずです」(前出のスポーツ紙デスク)

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