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大阪のおばちゃんに学ぶ最新振り込め詐欺コテコテ撃退術4カ条 vol.1

[週刊大衆2月25日号]

2012年の振り込め詐欺の被害総額が、過去最悪の363億円になったことが、このほど警察庁の発表で明らかになった。日本中の警察を挙げての取締りと被害防止が叫ばれるなか、「誰か、よう知らへん人に騙されてたまるかいな」という"最強軍団"がいる。そう、人呼んで"大阪のおばちゃん"。

彼女らは、「人の話は聞かんけど、自分の話は執拗にしたがる」「3人集ったら怖くてヤクザも寄りつかん」「豹柄の服と飴ちゃんが異常に好き」など、深い考察はしたくもないが、とにかく凄いパワーなのだ。

その意味不明な"資質"に、振り込め詐欺を撃退するコツがあるらしく、11年の大阪のオレオレ詐欺被害は全国の1%未満。
彼女たちに撃退術を伝授してもらう前に、まずは、振り込め詐欺の8割を占める"オレオレ詐欺"の手口を改めて見てみよう。

警察庁によると、最も多い手口は息子や孫を騙り、事前に「携帯電話の番号が変わった」と知らせ、多くの場合、その翌日に「株投資に失敗して借金したから」などと被害者を騙して、カネを振り込ませるもの。

最近では、警察官を騙り、「あなたの銀行口座が悪用されているから」といって、銀行のキャッシュカードを受け取りにくる"受け取り詐欺"も増えているという。

では、実際に大阪のおばちゃんがオレオレ詐欺を撃退した方法を紹介しよう。
「オレやオレ……」という電話を受けた60代のおばちゃんは、「オレじゃわからんがな、名前いい!」と、やり返した。相手も「オレやがな~」と粘ったが、しつこさでは大阪のおばちゃんが一枚も二枚も上手。最後は相手が焦れて、「あの~、○○さんのお宅と違うんですか?」とボロを出して詐欺が発覚。なかには、細かいことを徹底的に追及され、電話を切ったケースもあるという。
「その背景にあるんはボケとツッコミの文化やね。ワタシら、いわれたことをストレートに受け止めないっていうか、悪くいえば、相手にイチャモンつけるのが習慣になってますもん」というのは、大阪のおばちゃんタレントらが所属する芸能プロ社長で、自身もタレントとして活躍する辻イト子さん。

まず撃退術の1つ目は、相手にイチャモンつけるように根掘り葉掘り聞いて、話を長引かせること。
「それから、損得勘定がハッキリしてるんも、特徴のひとつやね。たとえば、何か買ったとしますやん。"これ、5万円で買うた"というたら、"アンタ、アホちゃうの。そんなん、出しても3万円やわ"というふうに、損得勘定の話になったら、ワタシらはちゃんと自分を見つめ直すことができるんですよ」(辻さん)

その背景にあるのは"値切りの文化"なのかもしれない。どんなときでも無駄に出すカネは、1円たりともないのだ。

そんな大阪のおばちゃんたちの間で、こんな笑い話があるとか。
「会社のカネを使い込んだからカネ振り込んで」という息子を騙る電話がかかってきたら、「悪いことしたんやったら、警察でも刑務所でも行っといで!」……。

これぞ、彼女たちが"最強"と呼ばれるゆえんだ。どんなときでも損得勘定を意識して行動することが重要なのだ。

2月24日公開のvol.2に続く・・・。

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