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衝撃リポート「中国政府VS人民解放軍」凄絶骨肉バトル vol.1

[週刊大衆3月4日号]

"狂犬"中国の暴走が止まらない。
「どエライことをやってくれたものです。今回の中国海軍艦船による海自艦へのレーダー照射事犯は即、砲弾の応酬となり、局地戦必至の事態でした」(防衛省関係者)

事件は1月30日午前10時頃、沖縄・尖閣諸島から100キロ超の公海上で勃発。東シナ海で警戒監視中の海上自衛隊護衛艦『ゆうだち』に、中国海軍フリゲート艦から射撃用レーダー(火器管制用レーダー)が照射されたのだ。
「射撃用レーダーとは、艦艇に搭載されたミサイルなどを発射する際に照準を合わせる装置です。この照射は、通常"ロック・オン"と呼ばれ、あとは発射ボタンを押すだけで攻撃に移れる態勢となります」(前同)

中国政府による、実質上の対日攻撃。これは、習近平・中国共産党総書記の主導で、軍部を動かしたものと見られてきた。
「習近平氏は、昨年11月に軍事委主席就任後、精力的に軍現場を視察。親・軍部姿勢や軍事強硬路線をアピールしています」(評論家・宮﨑正弘氏)

中央軍事委員会に3年ほど勤めた過去もあり、おまけに美人妻の彭麗媛氏は、人民解放軍の著名な軍隊歌手。軍に密接な人脈を持つといわれてきた習総書記だが、このレーダー照射を軍部の暴走だと見るのは、『2014年、中国は崩壊する』の著者で、ジャーナリストの宇田川敬介氏だ。
「1月25日には『国家海洋事業発展5カ年計画』を発表したとおり、習近平新指導部は"海洋強国"を掲げて進めています。その一連の流れのなか、中国は初めて空母・遼寧を購入したんです。海洋強国としての第一歩を踏み出しました」

ところが、「国運を賭して導入した空母ですが、あろうことか、海軍が全然、使いこなせなかったんです。たとえば、処女航海に出たはいいが、乗組員の6割が船酔いになり、軍事演習は惨憺たる有様だったなんて話も聞こえてきます」(前同)

対チベット、対ウイグル、対ロシアなど、活躍するのは、いつも決まって中国陸軍。かたや、バカ高い買い物も役に立てられず、"ゴク潰し"だと冷やかな視線を浴びせられる中国海軍。ここで、どうしても手柄を立てて、汚名返上の必要に迫られていたというのだ。
「その行き着いた先が、功名に焦った軍幹部のレーダー照射事件だったと見られているわけです」(同)

この軍部の独断専行に中国政府が慌てふためいた。
「中国外務省の華春瑩・副報道局長は、2月6日、定例記者会見で、"関連の報道で知りました。(外務省としては)具体的な状況は把握していません"と述べ、政府の関与はなく、軍の単独行動であることを示唆。だが、翌日の会見では一転、"日本が危機を煽り、緊張を作り出し、中国のイメージを貶めようとしている"と軍の関与を否定しました」(全国紙政治部記者)

態度を硬化させ、軍部の暴走を政府が公式に認めなかったのは、国際社会に対し、政府が軍部を統制できているとアピールする必要があったからだという。それというのも、習総書記の言動が今回の事件の端緒となったからだ。
「海軍が空母・遼寧に乗るだけでも厳しい現状に対して、先月、習近平は、"まずは、船の上で武器を扱えるようになるべし"という旨の講話を発表しました。その発言を海軍がしたたかにも利用して、体よく乗っかり、レーダー照射に走ったわけなんです」(前出・宇田川氏)

習総書記も、こんな事態に転じてしまうとは、予想しなかったはずだろう。80年代に中国民主化運動に携わり、07年に日本に帰化した評論家の石平氏(拓殖大客員教授)も、こう語る。
「単なる"軍の暴走"ではなく、習近平自身が"もっと、ちゃんと戦争の準備をしろ"などと語っていたという側面もあったんです。ただ、現状では、彼が軍を掌握しようとしながらも、完全に掌握しきれていないように思えます」

ハッパをかけたつもりが、"飼い犬"に手を噛まれた格好となったわけだが、この"飼い犬"は飽くなき野心を隠さないという。
「ご存じのように、中国の軍は、人民解放軍と呼ばれています。総兵力200万人以上。1927年、国共内戦時に共産党の軍として創設され、事実上の国軍となりました。その名にも表われているように、人民解放軍は"純粋な共産革命家の集まり"。マルクス、レーニンから始まった社会主義という理念を守るためには、闘争も辞さない集団なのです」(前出・政治部記者)

原理原則に例外は認められないようで、「アメリカや日本などの資本主義国と、協調路線の外交を展開する国務院(日本でいう内閣)が面白くない。国務院の下には、資本主義に向かう人や、アメリカナイズされた人もいるため、この両者は対立して当然です」(前同)

2月26日公開のvol.2に続く・・・。

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