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内閣支持率"2連続上昇"も…安倍首相がビビる「オバマの洗礼」

[週刊大衆3月4日号]

株高・円安、弱い野党――そして安倍内閣の支持率は、前回の68%から71%へと2連続で上昇(読売新聞社調べ)。まさに、順風満帆に見える安倍政権。しかし、自民党幹部は、「アキレス腱は対米関係だ」と、厳しい表情。

安倍首相は昨年の総選挙で大勝した2日後に、オバマ大統領に電話し、記者団に、"民主党政権でギクシャクした日米同盟の強化を図りたい。1月に首脳会談を行なう予定"と見栄を切った。だが、米国側の反応はイマイチ。日米首脳会談は結局、2月下旬に延びた。

その背景を自民党の外交事情通が、こう説明する。
「ホワイトハウスからの極秘情報では、オバマ氏は"ノダは物わかりがよかった。でもアベは少し違う"と漏らしていたそうです。それは安倍首相がタカ派で、東アジアをめぐる米国外交の微妙なニュアンスを理解できずにいるからです。安倍氏は従軍慰安婦問題など戦後の歴史認識を見直したいといい続け、尖閣問題でも中国に強硬姿勢。東アジアでコトを起こしたくないオバマ氏にとっては、"イケイケの安倍政権に日米同盟強化といわれてもなぁ"という心境です」

オバマ大統領にとっての重要課題は景気。国内産品の輸出を高めるためのTPP問題で、日本に対し、参加を強く要求するつもりだ。
「1月のダボス会議では、米国のカーク通商代表が茂木敏充・経産相にTPP参加を迫っています。米国の要求に安倍氏がどれだけ応えられるかが、日米関係の第一歩になっているんです」(前同)

ところが安倍氏は、その一歩が踏み出せない。自民党のTPP反対議連(TPP参加の即時撤回を求める会)は約210人の議員が参加する党内最大勢力で、農水族のドンは安倍首相のライバルの石破幹事長や林芳正・農水相。議員の多くは昨年12月の総選挙で、JAの政治団体・農政連と「TPP反対」の誓約書(政策協定)を交わしている。

安倍首相が交渉参加を見切り発車すれば、7月の参院選でしっぺ返しを食らう。安倍さん、どうする!?

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