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高速道路を爆走「ETC不正利用車」悪ラツ最新手口 vol.02

[週刊大衆03月03日号]

「ところが、抜け道があるんです。ネットのオークションサイトなどでは、シガーライターの穴に差し込めば使えるタイプで、すでに『軽』にセットアップ済みの車載器が売られている。それもわずか数千円ほどの値段です」(同)

前出・外川氏が解説する。
「このようなETC車載器の"すげ替え"ができるポイントは二つ。一つは、ネットオークションで販売される製品は、シガーライターのソケットから電源を取るタイプなので誰でも簡単に取り付けられる点です。そして、もう一つの最大のポイントは、既存のETCカードが使える。つまり、互換性があることです」
「軽」と認識させた車載器に手持ちのETCカードを挿入すれば、いかなる車も高速道路を軽自動車として通過できてしまうわけだ。

このすげ替え手口では、06年9月に静岡県警によって摘発されている。
同手口における全国初の摘発と見られている。
「このケースは、たまたま一般とETCの併用レーンを通過したため、料金所係員に通報された。ETC専用レーンを使っているかぎり、誰にも気づかれないでしょう。使用しないときは、ソケットから抜き、車載器ごとしまえますから、たとえ検問で見つかっても"ETCは使ってない"と言えば、それで逃げ切れてしまいます」(外川氏)

だが、ETCの不正利用はあくまで犯罪行為だ。
違反者は道路整備特措法により、逮捕、罰金(30万円)に加え、免れた通行料金と、その2倍にあたる割増金を徴収される。

さらに、ETC車載器のすげ替え不正利用は、電子計算機使用詐欺の罪にも問われる。
これは一般の詐欺と同じく刑法犯であり、懲役10年以下の罪に問われる可能性もあるのだ。
「運送業者は大変です。過当競争で収益も給料も減り、一般道を走らされるドライバーもいます。しかし、いくら困窮しようとも、犯罪は犯罪。言い訳は通用しません。一方、高速道路会社各社にも、不正防止の体制づくりが求められています」(前出・自動車雑誌ライター)

ドライバーのモラルが問われている。

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