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3分間でわかる診断チャート付離婚する夫婦の会話 vol.1

[週刊大衆3月4日号]

少子化や晩婚とともに離婚率の高さが社会問題となっているなか、ドラマ『最高の離婚』(フジテレビ系、毎週木曜・午後10時~)が話題を呼んでいる。

結婚と離婚の間で揺れる2組の夫婦の姿を描く、このラブコメディーでは、第1話で主人公の光生(瑛太)と妻の結夏(尾野真千子)が、いきなり離婚する。

口論がエスカレートするままに、2人はパソコンでダウンロードした離婚届を書くのだが、口論の原因となったのは、夫が楽しみにしていたお菓子を妻の友人が食べた、という些細なことだった――。

まるで笑い話だ、と思うことなかれ。夫婦や家族問題のカウンセラーを行なう『東京家族ラボ』主宰の池内ひろ美氏によると、このように口論から離婚にいたるケースは、決して珍しくないという。

ある夫婦の例を紹介しよう。安倍晋三総理が誕生して間もない頃、2人がテレビでニュースを観ていたときのことだという。
ちょうど、夫の体調が思わしくなかったことが災いした。

妻「みんな安倍総理に期待しているけど、本当に大丈夫なのかなぁ?」

夫「民主党よりマシだよ」

妻「なんで? そういいきれる? 安倍さんって、前に体調崩して、政権を投げ出したじゃない」

夫「!? なんだお前、俺のことか! 俺の体調が悪いことを批判してんのか!」

妻「違うわよ! あなたはまた、どうしてそうやって自分中心に考えるの!?」
夫「!! 俺のどこが自己中心的なんだよ! オイ、いってみろよ!!」

前述のように、離婚届すら、その場ですぐ入手できるこの時代。こうした口論を繰り返せば、破局に至るのは必定だろう。

アメリカ・ワシントン大学の心理学者ジョン・ゴットマン博士によると、夫婦の会話の出だしを3分間聞くだけで、その結末は96%予測できるという。同博士が3000組以上の夫婦の協力を得て、10年以上にわたって会話の内容を記録し、分析した成果だが、さらに衝撃的な事実が……。

同博士によれば、15分間夫婦の会話を聞けば、彼らが4年以内に離婚するかどうか、85%の確率でいい当てられるというのだ!

いったい「離婚する夫婦の会話」とは、どのようなものなのか? その内容を見ていこう。

①相手を批判する。
「なんで、ゴミ出ししてくれなかったの? アナタに頼んだでしょ!?」
批判された側は、自分を守ろうという意識が働き、
②自己防衛する。
「疲れてたし、仕事があって急いでたんだよ」
これが繰り返されるうちに、一方は、ある態度を示すようになる。それが、
③相手を見下す。
「何が仕事よ。そんなに大した稼ぎでもないくせに」
そうなったら最悪だ。相手に見下されたり、口論になった場合、女性は心拍数がさほど上がらないのに対し、男性は心拍数がすぐに上昇する。
これは動物としての本能で、オスのほうが戦闘モードに突入しやすいためだと考えられるが、心拍数が100を超えると、アドレナリンが大量に放出され、本格的に相手を攻撃する態勢に入るのだ。そうなった場合、どうなるのか?
④無視する。
男性は相手の発言や態度になんの反応も示さず、無視するようになる。
これは、相手を傷つけまいとする、男性としては必死の態度なのだが、女性はそのように受け取らない。無視されたことで傷つき、深い絶望感を味わうのだ。
かくして、「批判」→「防衛」→「見下し」→「無視」という会話を経て、夫婦は離婚への道を突き進むことに――。

3度の離婚歴がある映画プロデューサーの叶井俊太郎氏にも、思い当たる節があるという。
「3回目の離婚のとき、やはり口論が絶えませんでしたね。キッカケは、ペットボトルのラベルを剥がさないで捨てていた僕に、"ちゃんと剥がしてよ"と妻が注意したことでした」

これが、最悪の会話パターンをなぞっていた。

妻「アナタ、ラベル剥がしてよ! 前にもいったでしょ? もう、信じられない!」(=批判)

夫「あ~悪い悪い。でも面倒だから、そのままでもいいんじゃない?」(=防衛)

妻「そういう考えだからダメなのよ! 他にもアナタは◎☆$」(=見下し)
といった会話が繰り返されたのだという。
「話せば口論になるから、最後は言葉を交わさずに、注意事項を書いた紙をテーブルの上に置くようになって、別居、離婚に至りましたね。いま振り返ると、感情的な会話が積み重なると冷静な心理状態ではなくなり、相手を傷つけていることも忘れている。それが、すれ違いを生むんだと思います」(叶井氏)

現在、叶井氏は漫画家の倉田真由美氏と、結婚生活を送っている。
「いまでは相手の言い分を聞く冷静さを身につけましたよ(笑)」(前同)

ことほどさように、夫婦の会話は両者の人生を左右するのだ。
vol.3の『離婚診断』の質問に答えて、アナタの「離婚確率」を判定していただきたい。50%以上の方は、妻との会話を見直す必要がありそうだ。

前出の池内氏も、「ゴットマン博士と同様に、私も15分間夫婦の会話をお聞きすれば、そのおふたりが離婚するかどうか、わかりますね」と、夫婦の会話の重要性を強調する。

池内氏によると、夫婦の口論のNGワードとして代表的なのが「どうして」「また」。さらに、相手への攻撃として最悪なのが、「実家」と「金銭」の話題だ。

これが複合されると、もう救いようがない。
「どうしてオマエの実家はそんなにムダ遣いが多いんだよ?」
「また、アナタの実家、借金したんですって?」

確かに、こりゃダメだ。

2月28日公開のvol.2に続く・・・。

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