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佐藤正久×鈴木宗男 激白ゴーマン中国はこうやっつける!! vol.2

[週刊大衆3月18日号]

北方領土問題を中心に、外交分野で辣腕を振るっている鈴木宗男氏。
対中問題について、氏がまず口にしたのは、日々、「戦争だ! 危機だ! 愛国だ!」と叫ぶ政治家やマスコミへの違和感だった。

尖閣諸島で「日中があわや軍事衝突か!?」といわれたりしますけど、戦争になるなんてことは考えられません。日本も中国も無駄なエネルギーは使いませんよ。だから、マスコミも煽ってはいけません。
それから、「中国をやっつけろ」という言葉には語弊があります。日本の国益を守るためにはどうしたらよいかと、考えるべきです。強くいう人に限って、外交を知らないんです。政治家でも、「自分は愛国者だ!!」と居丈高にいうだけの人ほど、勉強もしていないし、わかっていない。犬の遠吠えみたいなものです。本当に強い犬は、我慢して声を出しませんよね。
領土問題について強くいった人が正義の使者だという雰囲気がありますが、これは間違いです。外交については、静かに交渉して、いかに国益を守るかを考えるのが、賢明な政治家の判断だといえます。


だが、尖閣について中国と交渉のテーブルにつくのは、領土問題があることを認めることになってしまい、「領土問題は日中間には存在しない」とする日本にとって不利になるといわれている。これについては、どう考えればいいのか。

交渉のうえで、何も領土問題なんていう必要はないわけです。尖閣は日本が実効支配していますし、歴史的にも日本の領土。だから、堂々としていればいい。
目下、中国が「尖閣は我々の領土だ」という意見を持っているわけです。だから、逆に日本は、「お前たちの言い分があるんなら、聞いてやろうじゃないか」と余裕を持って対応すればいい。
私は、そうしたほうが国際社会に受け入れられると思いますね。


一方、交渉をしていくうえで、鈴木氏は日本がうまく立ち回らなければ、問題がこじれる危険性も感じている。

慎重にやらないと国際社会から理解されませんよ。
中国が尖閣諸島の領有権を主張し始めたのは、1969年から1970年にかけてです。当時、国連が尖閣付近で資源調査をした際、ガスと油があるとなって、中国側が領有権をいい出しました。
ですが、当時といまの中国は違い、中国が経済力で日本を凌ぎつつある。日中で、国家としての体力が変化してきたわけです。
国家を取り巻くバックグラウンドが変わったのに、昔の感覚で、「中国はけしからん!」といっていては通らないと思います。
また、日本は1895年に尖閣を閣議決定し、琉球に組み入れましたが、同時期に日清戦争が起こっています。当時、日本は軍国主義にひた走っていました。
これを背景にして、「1895年当時、中国は日本にものをいえなかったんだ」と国際社会にとらえられてしまったら、同情は中国にいってしまうでしょう。

3月13日公開のvol.3に続く・・・。

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