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蚊帳の外に弾かれたみんなの渡辺さん!

[週刊大衆3月18日号]

わずか1票差で、総額13兆円の12年度補正予算案が参院で可決された。民主党からボロボロと離党者が出た結果で、安倍首相は「薄氷を踏む思いだったが、これで"決められる政治"が実現した」と、ご満悦。

で、次の国会採決のハードルは、日銀総裁の国会同意人事だ。

政府は「おカネをジャブジャブ刷る日銀」にするために、アベノミクス推進者で元財務官僚の黒田東彦・アジア開発銀行総裁をあてるつもりだ。最大野党の民主党は、これまで「財務省OBの天下り反対」といってきたが、議席減の劣勢のうえ、「なんでも反対」の汚名を避けて早々に「同意の意向」を固めている。

それで"蚊帳の外"になってしまったのが、みんなの党の渡辺喜美代表だ。
「渡辺さんは、"財務省OBでは、日銀が財務省の出先機関になる"と突っ張っています。2月25日に安倍首相から電話で黒田総裁の協力要請を受けましたが、これを断わったんです。でも、実は安倍さんの電話は形式的なもの。民主党から同意人事賛成の約束を取りつけているから、みんなの党が反対しても痛くも痒くもない。この人事は決まりなんです」(事情通)

渡辺代表にとって痛いのは、維新の会が賛成に回ること。橋下共同代表は、「財務省OBの同意人事に賛成するのは、野党としての哲学が見えない」と批判するが、維新の国会議員団を仕切るのは安倍さんの盟友・平沼赳夫議員。大阪から橋下氏があれこれ指示してもいうことを聞かない。結局、同意人事に反対しそうなのは、共産党、社民党、みんなの党となりそうだ。

みんなの党の中堅議員が特捜班に愚痴をこぼした。
「みんなの党は、国会内では共産党並みに嫌われている。安倍路線の大半は賛同しているが、原理原則ばっかりいうものだから自民党から疎ましがられているんです。いまでは我々より、維新の会のほうが近い関係です。幹部は渡辺氏に、"是々非々で妥協したほうがいい"とアドバイスをしているんですが、聞く耳を持ちません」

もはや、意地だけ……。

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