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映画監督・西村喜廣「血糊で一度溺れると、クセになるそうです(笑)」~麻美ゆまのあなたに会いたい!

[週刊大衆2016年11月28日号]

映画監督・西村喜廣「血糊で一度溺れると、クセになるそうです(笑)」~麻美ゆまのあなたに会いたい!

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 映画『シン・ゴジラ』や『進撃の巨人』で、特殊造型、特殊メイクを担当されている、映画監督の西村喜廣さんとの対談・後編です。ホラーやスプラッター映画が大好きな私にとって、お伺いした西村さんのアトリエは、まさに宝庫! ゾンビの顔やチェーンソーがひしめく、おどろおどろしい空間で、有頂天になっていたんですが……。西村さんから「現場では作り物より怖いホラー現象があった」と、本当の怪談を聞かされることに!!

西村「某ホラー映画の現場で、女優さん3人の全身を白塗りにして、体中に“般若心経”を書くメイクをしたんです。僕とメイクアシスタント2人。それぞれ1人ずつ担当することにしました」

ゆま「全身に般若心経……すでに怖いです」

西村「といっても、僕と、もう一人のアシスタントはあまりにも大変なので、字を崩して、お経ぽく書いていただけ。ところが、もう一人の女性アシスタントが、忠実に般若心経を体に書いたんですね」

ゆま「真面目な方(笑)」

西村「そう。それで完成したので、記念に3人の女優さんを並べて写真を撮ったところ、なぜか、忠実に般若心経を書いた女優さんだけ、顔に靄がかかったように潰れているんですね」

ゆま「えええ!?」

西村「すぐに撮り直したんですが、何度撮っても、その女優さんだけ顔の部分がグニャッと変形している。プロのカメラマンが撮っているのに……これはありえないとなって、現場は凍りつきました。般若心経は忠実には書いてはいけないんですね(笑)」

ゆま「いやだ~。やめてください」

西村「ハハハ。でも、これはまだマシなほう。もっと怖い話もあって、富士急ハイランドの病院では……」

ゆま「西村さん、もう勘弁してください。私はあくまでホラーやスプラッター映画が好きで、本当のお化けはダメなんです。人間の手が加わった怖さは安心できるんですけど、そうじゃないのは、本当に怖いんです」

西村「なるほど(笑)。確かに映画の製作現場は、まったく怖くないですからね」

ゆま「そのあたりもお聞きしたいです! 現場は、どんな感じですか?」

西村「まず、とにかくカット数が多いんです。一日に200カットは撮影しないと、どうにもならない」

ゆま「200カット!? そんな数を一日でこなせるんですか?」

西村「5分に1回OKを出していけばなんとかなるんです。もちろん、テストもしませんし、撮り直しも滅多にありません」

ゆま「テストなし!? ぶっつけ本番ってことですか」

西村「はい。そもそも特殊メイクを使った撮影は、基本的にやり直しがきかないんです。大量の血のりが飛び散ったあと、“今の演技はイマイチだから、もう1回”なんて、なかなか言えませんよ。すでに現場は血だらけで、また一から作り直すなんて、時間がない」

ゆま「た、確かに。役者さんのプレッシャーは相当なものですね」

西村「はい。でも、役者さんは本番前に自分できっちりと準備をしていますね。ここのセリフは、どういうふうに言い回すかなどは自分で考えていらっしゃいます。テストもしないので」

ゆま「私には、とてもできない……」

西村「でも、ゆまさんはホラーやスプラッター系に向いていると思いますよ。声がいい。叫ぶのは得意?」

ゆま「え、ええ……あまり叫んだことはないけど」

西村「それなら大丈夫です。やはり悲鳴が大事ですからね。どうです? 今度、挑戦してみますか?」

ゆま「私!? ものすごく興味はあるんですけど、まったく自信がないです。一日に200カットもこなすハードさに、自分で演技の仕方も決めなければいけない。私では無理かと……」

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