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新聞、テレビが報じていない「WBC日本代表」“侍ジャパン”激闘物語

[ヴィーナス2017年03月03日号]

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「いくら不調になっても、イチローを断固としてスタメンから降ろさなかった原監督の決断が、最後の最後に実を結んだんです」(前出のスポーツ紙記者)

 試合は一進一退の攻防が続き、延長10回表、3対3、2死二、三塁という絶好の場面でイチローに打順が回る。追い込まれながらファールで粘ったイチローは、8球目の直球を真芯で捉えて2点タイムリー。試合後、「イキかけた」と話すイチローが、最後の最後にチームを救ったのだ。

「お前さんたちは本当に強い侍になった」と選手たちを称える原監督。苦しみ抜いた末につかんだ連覇だった。

 13年に開催された第3回も、やはり監督選びが難航し、ようやく12年10月に山本浩二元広島監督の就任が発表される。東尾修、梨田昌孝らが脇を固める体制になった。A組の日本は福岡ドームでブラジル、中国を破ったがキューバに敗れ、2勝1敗で2次ラウンドに進出。台湾、オランダを破って準決勝に進んだものの、6-9でプエルトリコに敗退。3大会連続優勝どころか、決勝進出も果たせず、3位で大会を終えた。

「前の2大会に比べれば、日本人メジャーリーガーが一人も参加しない寂しい構成で、主力選手が若かった。それに比べて、監督もコーチも現役感に欠ける人たちばかり。休日に競艇場に行ったり、酒盛りをしたりで選手と首脳陣には溝ができてしまい、優勝できるほどまとまっていなかった」(スポーツ紙デスク)

 13年大会終了後、侍ジャパンはWBCのためだけに召集されるチームではなく、常設のチームへと変貌し、第4回WBCまでは、小久保裕紀が監督を務めることとなった。今大会は6戦全勝で順調に決勝ラウンドへ勝ち進んだ「侍ジャパン」。過去3大会にあったような死闘になったとき、試合をものにできるか。それは小久保監督にかかっているかもしれない。

新聞、テレビが報じていない「WBC日本代表」“侍ジャパン”激闘物語

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