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3.30開幕! 名将野村克也もびっくり! 横浜DeNA監督 中畑清「IDミーティング」のすごい中身 vol.1

[週刊大衆04月09日号]

あるときは情熱の道化師。あるときは冷静な勝負師。
ふたつの顔を持つ指揮官がプロ野球に革命を起こす!

「ベイスターズで骨をうずめる覚悟で頑張る。てっぺん取りますよ」
横浜市役所での激励会でそう高らかに宣言したのは、中畑清・横浜DeNAベイスターズ監督(58)。

3月30日のペナントレース開幕戦(阪神戦・京セラドーム)に向けて、待ったなし。いざ出陣の時を迎えている。
キャンプでは、指揮官自らが率先して元気と明るさを注入。オープン戦でも予想以上に健闘した横浜だが、問題は一年を通していかに戦うかだ。

「昨シーズンの横浜は、得点、チーム打率、チーム防御率がセ・リーグ最下位。なにせ投手陣の勝ち頭が三浦と高崎の5勝ですからね。チームの買収に時間がかかり、目立つ補強はラミレスくらいしかできなかった。現有戦力で戦わざるをえないのだから、キツイですよ」(スポーツ紙デスク)

昨季まで4年連続最下位。
そのチームを立て直すカギは、中畑流IDミーティング"にあった。
弱小球団を強くすることにかけては並ぶ者のいない名将・野村克也監督が掲げた「ID野球」。

最も重視されたのがキャンプでのミーティングだが、そこで野村監督が語ったのは、戦術論だけではなかった。
「人生観、組織論など、大局の話が中心。"野村ID"は、データ重視の緻密な野球技術論の集大成と思われがちだが、その真髄は"強くなるためには、自分自身が変わらなくてはならない"という教えなんです」(スポーツジャーナリスト)
そして、その姿勢を誰よりも強烈に打ち出しているのが、中畑監督なのだ。
「ミーティングでも"積極的に走って失敗してもオレは何もいわない。前を向いて野球をやろう"と、選手を鼓舞。"チームの負け犬根性を叩き直して、勝てるようにするのがオレの役目"とも、常々語っています」(前出・デスク)

野球評論家の大塚光二氏も次のように語る。
「DeNAのコーチに聞くと、中畑監督はミーティングで常に"諦めない姿勢で行こう""同じプロ選手として負け癖をなくそう"と語り、投手にも"攻めたうえでの四球はかまわない"と話しているそうです」
"チームを変える"ことに心血を注いでいる中畑監督。
キャラ的に、イケイケのお祭り野球をイメージしがちだが、監督自らが、「空中戦になったら、ウチに勝ち目はない」と語るように、緻密な"足でかき回す野球"で勝機を見出すのが、1年目の中畑野球になりそうだ。

「オープン戦でも、監督は荒波、梶谷、石川といった若手の俊足選手を1~3番に起用し、テストを繰り返していました。80年代の横浜の代名詞だったスーパーカー・トリオの再現を狙っているようです」(民放局ディレクター)
中畑監督が不敵に笑う。
「うちには高木豊ヘッドコーチというスペシャリストがいるからね。私は気合い専門。"スタートを切る勇気を持て!"これだけだね」
04年のアテネ五輪で、長嶋ジャパンのスタッフとなって以来、盟友関係にある中畑監督と高木ヘッド。
「昨年の横浜の盗塁数は12球団最低の31。今季、中畑監督は盗塁数100をノルマに掲げています。高木ヘッドも"局面を動かさなければ、活路はない"と語り、息はピッタリです」(前出・ディレクター)

走塁同様に、中畑監督は投手陣をデニー友利投手コーチに一任している。
「デニーが開幕からの先発ローテーションを作って監督に見せたところ、"よくやった!"と褒められたそうです。周囲に"オレは、チームをこうしたいと思っていた。本当に頼もしいよ"と、上機嫌で話していたそうです」(スポーツ紙記者)
腹心に全幅の信頼を置くのも、将の器の証明。
「コーチに仕事を任せるあたりは、新人監督離れしていますね」というのは、野球評論家の黒江透修氏。
「あの明るさは、ほかの監督にない。試合に負けても、ファンに期待を持たせたいという姿勢は、長嶋監督から学んだものでしょう」
その指摘どおり、中畑監督が最も影響を受けたのが、長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督だ。
中畑が巨人に選手として入団したときの監督がミスターで、以来、第2次長嶋政権での打撃コーチ、アテネ五輪代表・長嶋ジャパンでのヘッドコーチと、その関係は36年に及ぶ。

04月03日公開のvol.2に続く・・・。

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