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球界秘話"日本のエース争い"巨人澤村拓一「新時代剛腕伝説」 vol.2

[週刊大衆06月11日号]

しかし、巨人軍スカウト陣の「正しさ」は、1年目から証明される。
昨シーズン、澤村は29試合に先発。200イニングを投げ、11勝11敗、奪三振174、防御率2・03の見事な成績で、新人王に輝いたのだ。

「新人ながらローテーションを1年間守り抜いたことが高く評価され、負け数が多かったにもかかわらず、タイトル獲得に至りました」(デスク)

黒星が目立ったのは、登板時に打線が不発に終わるという不運もあったが、もうひとつ理由があった。
終盤に球威が落ちたケースが多かったのだ。
こうした1年目の反省を踏まえて彼が取り組んだのが、ウエート・トレーニング。
尊敬するダルビッシュ有がメジャーで活躍するために体重を増やして結果を出したのに倣って、自らも体重を増加させ、球の重みを増そうとしたのだ。

「シーズン前、一緒に食事をしたとき、澤村は"体を大きくしました"といっていました。昨シーズン、7回によく捕まっていたことから"一試合通して投げるために体を大きくした"というんです」(前出・関本氏)

だが、その一方で、この体重増加計画を心配する向きも少なくはなかった。
「体重を増やすという方法は、ダルビッシュには合っていたとしても、誰にでも通用するものではない」という声が内外から聞こえてきたのだ。
しかし、大学時代から肉体改造には一家言持っている澤村は、周囲の雑音には一切耳を貸さず、自らのやり方を貫いた。
「増量の結果、今年の澤村は球威も増し、昨年を上回る成績を残している。彼のやり方の正しさが、これで証明されました」(デスク)
無名から這い上がった"雑草魂"と、初志貫徹する意志の強さを持つ澤村。
まさに大物の資質は十分に兼ね備えているが、ダルビッシュに代わる日本のエースの座は、昨年の沢村賞投手・田中将大だというのが、これまでの通り相場。

さらには、澤村以外にも、杉内、内海、吉見、前田など、多くの"エース候補"は存在する。
「彼らは皆、技巧派の変化球投手。それもいいですが、やはり剛速球で三振を取るのがプロ野球の醍醐味。澤村のようなパワーを持った本格派投手を"エース"と呼びたいものです」(スポーツ紙記者)

前出の牛島氏がいう。
「エースとは、(調子の)いいときでも悪いときでも形を作り、勝ちに結びつけていくもの。澤村には十分、その資格がある。じっくり見守っていきたいですね」
現状では田中に遅れを取っている澤村だが
「球速は出ていても、まだまだ棒球。でも、それは裏を返せば"伸びシロ"があるということ。阪神の藤川球児のように大変身することもあり得ます」(デスク)

高卒でプロ入りした藤川は、プロでの投げ込みの結果、メジャーのスカウトも驚くほど伸びのあるストレートを手に入れた。
「澤村が本格的に投げ始めたのは大学時代から。肩の実働年数は、まだ5年程度です。消耗していないぶん、まだまだポテンシャルがあります」(前同)

マー君でもハンカチ王子でもない。
「澤村時代」の到来が、そこまで来ている!?

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