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メジャーリーグ 旬 NEWS from USA 7th 青木の手本となる選手は? vol.1

[週刊大衆06月18日号]

ついに、松井秀喜(37)がメジャーリーグに帰還した。
5月29日(日本時間)に、レイズが松井の昇格を発表。
翌30日のWソックス戦に、6番・左翼で先発出場し、第2打席でライトスタンドにド派手な本塁打を放り込んでみせた。
やや遅くなったが、最高の形で10年目のシーズンのスタートを切った松井。

一方、メジャー1年目、ブリュワーズ・青木宣親外野手(30)も、ようやくエンジンがかかってきた。
4月は代打での起用が多かったが、5月になってからは中堅の定位置を争うカルロス・ゴメスがDL(故障者リスト)入り。
ナイジェル・モーガンの打撃不振もあって先発出場の機会が増え、チャンスを確実にものにしてきた。

青木はヤクルト時代に3度の首位打者に輝き、盗塁王も獲得。
また、6年連続でゴールデングラブ賞も受賞している。
昨オフのポスティングでブリュワーズが独占交渉権を得て、2年総額225万ドル(約1億7000万円)で契約した。
そんな彼が、レギュラーを獲りきれなかった理由、それは、メジャーの中堅手としては「弱肩」であるという事実だ。
イチローのように走攻守のすべてが群を抜いている選手は珍しいが、外野手には肩の強さは必要とされている。
それを欠く青木が、目指すべき選手がいる。

1991年から2006年までヤンキースで活躍したバーニー・ウィリアムズ外野手だ。
俊足巧打、しかもチャンスに強いことからニューヨークでは絶大の人気を誇っていたが、唯一の弱点は肩の弱さ。
当時のスタインブレナー・オーナーがそれを嫌い、何度かトレード候補に挙げられた。
しかし、彼が結局、ヤンキースで現役生活を終えられたのは、弱点を克服する努力のおかげ。
俊足を活かして守備範囲を広げ、キャッチング技術を磨き、内野への返球を素早く徹底的に正確なものにした。
そのかいあって、首位打者1回、オールスター出場5回のほかにゴールドグラブ賞を4回も受賞している。

同じく「弱肩」で思い出されるのは、ドジャースとメッツ時代に野茂英雄投手の"女房役"を務めたマイク・ピアザ捕手だ。
ドジャース、マーリンズ、メッツ、パドレス、アスレチックスに在籍し、08年に引退した彼の一番嫌いなポジションは捕手だった。
リトルリーグ時代から投手か一塁手でプロに行きたかったが、高校、大学でもスカウトに誘われず、父親のコネで当時のトミー・ラソーダ監督に頼み、88年のドラフト62巡目(1389番目)でドジャースにようやく入団。
2A時代、捕手が不足していたため、試合に出たい一心で嫌いだった捕手として立候補。
ドミニカンリーグで必死に技術を磨いた。
捕手としては拙守で弱肩だったが、試合に出ることで打棒が開花し、どうにかメジャー昇格を果たす。
これが、メジャー史上最も攻撃的な捕手の誕生の瞬間だった。
「右中間へ最も伸びる打球を打つ男」といわれ、93年に新人王とシルバースラッガー賞を獲得。
オールスターには12度も選出され、04年には通算352本塁打をマークし、捕手として歴代最多本塁打を記録。
メジャー16年間で427本のアーチを放った。
バッティングで拙守や弱肩を補い、克服したのである。

06月16日公開のvol.2に続く・・・。

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