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松井秀喜「38歳で迎えた全盛期」これだけの証拠 vol.2

[週刊大衆06月25日号]

「渡米後、松井はマンハッタンから車で40分ほどの距離にある、打撃ケージを備えたスポーツクラブで練習するようになったんですが、ケージとは名ばかり。とてもメジャーの選手が使うレベルの施設ではありませんでした」(在米スポーツ紙MLB担当記者)

星稜高、巨人、ヤンキースと、常に陽の当たる道を歩んできた松井にとって、これほど苦しい自主トレは初めての経験だった。
「メジャーリーグでは、シーズンが開幕してもベテラン選手の所属球団が決まらないことは、決して珍しくありません。たとえスーパースターでも、結果が残せなければお払い箱。そういう点は、日本以上にシビアでドライな世界なんです」(前同)

4月30日に、ようやくレイズとマイナー契約。
傘下の3Aダーラムに合流した松井は、10歳以上も年の離れた若手選手とともに汗を流すことになる。
メジャーとマイナーでは、移動手段や食事などの待遇で、天と地ほどの差があるが、松井は若手と同じ練習メニューをこなしながら、全試合に出場した。
「松井は、いかにも彼らしく、気負ったところもなければ、悲壮感も感じさせずに、自分のやるべきプレーに専念している姿が印象的でした」(日本人特派員)
13試合に出場して、打率1割7分、本塁打0、打点4。
メジャー昇格にふさわしい成績とはいえないが、主力がケガで次々に戦線離脱しているチーム事情もあって、レイズのマドン監督は松井の昇格を決断した。

昇格当日、インディアナポリスを出発した松井だが、飛行機が遅延。
球場入りが遅れたため、試合前の練習にも参加できなかった。
だが、マドン監督に出場の可否を問われた松井は、「アイム・レディ(準備はできている)」と即答。
「6番・レフト」で先発し、メジャー通算174本目となる今季第1号を放ったのは前述したとおりだ。
「マドン監督は代打の起用が多く、打順も固定せずに"日替わり打線"で戦うのが好きですからね。松井のことも先発、代打、DHと臨機応変に起用するはず。そういう意味では、松井に合っている監督といえます」(前出・福島氏)

ただ、それも松井が勝負強い打撃で、しっかり結果を出してこその話。
5日のヤンキース戦から復帰した正左翼手のジェニングスをはじめ、離脱していた主力が今後、次々にチームに戻ってくる。
「成績次第では、松井のマイナー降格やトレードもあり得ない話ではない。それもまた、厳しい現実なんです」(前出・デスク)

だが、たとえそうなっても、09年のワールドシリーズでMVPに輝いた松井の勝負強いバッティングを、ポストシーズンの切り札として必要とする球団は、必ず現われるはずだ。
それより何より、ア・リーグ東地区で首位争いをしているレイズに、松井の打棒は必要不可欠。
2度目のワールドシリーズMVPも決して夢物語ではない。

"ゴジラの逆襲"はまだ始まったばかり。
進化し続ける38歳のスラッガー、松井の大爆発に期待したい。

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