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メジャーリーグ 旬 NEWS from USA 8th スーパースターの共通点は? vol.1

[週刊大衆06月25日号]

鳴り物入りで、米本土に上陸したダルビッシュ。
これまで十分に、その期待に応え、6月7日(日本時間)現在で7勝3敗。
5月28日のブルージェイズ戦で日米通算100勝目も最速達成し、安定した成績を残している。
そのお陰もあって目下、テキサスレンジャーズは地区首位を独走。
この好調なチームにはダルビッシュ以外にも、忘れてはならない日本人投手2人がいる。
上原浩治(37)と建山義紀(36)だ。

まず、上原の安定感は特筆すべきものだ。
6月7日現在で防御率は1・33。
5月27日のブルージェイズ戦で同点の延長10回に5番手として登板し、2回を無失点に抑え、12試合連続無失点とした。
とにかく点を取られないことで、昨年のプレーオフに3発浴びて失った信頼を取り戻すのに必死だ。
「結果が出ないとクビを切られる世界。ゼロで終われば、それでいい」とは、本音だろう。
残念ながら、5月31日のマリナーズ戦で1回1/3を1失点し、無失点記録は12試合でストップしたが、好調に変わりない。

レ軍2年目の建山は今季、腰痛のため開幕直前にDL(故障者リスト)入りし、4月15日に3Aラウンドロックに降格していた。
しかし、そこで中継ぎとして12試合で1勝0敗、防御率0・54と好投。
5月22日に今季初めてメジャーに昇格。
26日.28日のブルージェイズ戦に3連投し、チームの3連勝に貢献している。
「そういうこともしていかないといけないのが、僕の役割」と建山はいう。

上原&建山。
特に上原の好調の陰には、実はダルビッシュがいる。
今春のキャンプ、上原はYu DARVISH#11 TEXICHIRO#51 SEAベダルからスライダーを伝授された。
正確にいえば、いままで投げていたスライダーとは、少し違う握りのアドバイスを受けたのだ。
年下だが、名手からの助言で、それまでよりスライドするようになった上原のスライダー。
武器であるフォークが、さらに有効となった。
「好投の要因は(フォークによる)高低にスライダーの横変化も加わったこと」と、ワシントン監督も認めている。

ここで、何よりも取り上げたいのは、上原の姿勢だ。
巨人のエースだった男が、年下でメジャー1年目のダルビッシュに頭を下げて、スライダーの握りを教えてもらったことである。
この行為(行動)で、思い出したイチローの言葉がある。
「日本にいたときも、僕より若くてキャリアのない選手が、いろいろと聞いてくることはありました。でも、キャリアを積んだ選手となると、誰もいなかった。こちらでは3000本安打近く打っている人でも、いろいろと聞いてきたことがあった。この違いはなんなのか」

実際に筆者も、ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(36)がイチローにスイングのアドバイスを求めているシーンを見たことがある。
A・ロッドといえばメジャー最高年俸(今年は3000万ドル!)で、6月2日現在で通算637本塁打をマークしているスーパースターだ。
実際、この2人は、同じチームでプレーしたことはないが、仲がよく、一緒にNBA観戦に行ったり、アメリカで発売されたイチローの本に推薦文を寄せたりしている。
スイング・スタイルはまったく違うにもかかわらず、イチローに頭を下げて、いいところを吸収しようとしたのだ。
メジャーでは誰もが何かを吸収することに貪欲で、上を目指そうとする姿勢に大いに触発される。
つまり、年齢やキャリアに関係なく、うまくなるヒントがあれば、なんとか学ぼう(盗もう)とするのである。

06月22日公開のvol.2に続く・・・。

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