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メジャーリーグ 旬 NEWS from USA 10th 20億もの年俸を払える理由は? vol.1

[週刊大衆07月09日号]

マリナーズ・イチロー外野手(38)が、ようやく自分を取り戻してきた。
20日のダイヤモンドバックス戦で1回に中前打し、日本人選手では初、大リーグでは95人目となるメジャー通算2500安打を達成したのだ。

メジャー12年目、1817試合目での到達は、1900年以降で、アル・シモンズ、タイ・カッブ、ジョージ・シスラーに次ぐ4番目のスピード記録。
このメモリアルな試合で5打数4安打2打点と大暴れしたイチローは
「(殿堂入り選手のロベルト・)アロマーが2500を打ったとき、“とんでもない数字だな”と思った記憶がある。そこまで来たことに感慨深いものがある」と、しみじみ語った。

開幕からここまで、いまひとつ波に乗れなかった理由に、「3番」という不慣れな打順があった。
イチローの3番起用は、もともとチームに3番打者が不在で、長打力もあるイチローに白羽の矢が立った。
それが、5月までの52試合で打率・271、1本塁打、17打点と結果を残せず、6月2日(日本時間)、エリック・ウェッジ監督が配置転換を決断し、「1番」に戻った。

2001年のメジャー入り以来、出場1784試合中、1720試合で1番。慣れ親しんだ打順に戻り
「僕の場所だと思いました。ずっと、やってましたから。未来のことはわからないけど、(今後も)そうでありたいと思います」
と、愛着を口にしたイチロー。
そのイチローの名前が、米経済誌『フォーブス』4月9日号に躍った。
同号には、スポンサー収入を含む総所得での昨季のメジャー長者番付が掲載されているのだ。

それによると、1位はアレックス・ロドリゲス内野手(ヤンキース)の3200万ドル(約26億2000万円)、2位はジョー・マウアー捕手(ツインズ)の2700万ドル、3位はデレク・ジーター内野手(ヤンキース)の2500万ドル、そして4位が、イチローの2450万ドル(約20億1000万円)だった。

イチローは年俸だけなら1800万ドルの18位だが、主にCM出演料だけで約700万ドルの収入があったという。

それにしても、これらの額は日本のプロ野球選手の年俸と比べてケタ違い。
イチローが日本でプレーし続けていたら、この高額年俸を手にすることは決してなかっただろう。
いったい、なぜメジャー球団は、これほどの高額年俸を選手に払うことができるのか?
その仕組みを見ていこう。

まずは球団の収入から。
これは、入場料、テレビやラジオの放映権収入、球場内外でのグッズ類、飲食物の売り上げ、ライセンス収入などがあるが、なかでも莫大なのが、テレビの放映権料だ。
従来、全国放送はレギュラーシーズンがESPN(05年まで6年8億5100万ドル)、ポストシーズンなどがFOX(06年まで6年25億ドル)と契約していたが、ESPNとは06年から8年23億6800万ドルで新たに契約し、FOXとTBSとの間で、07年から7年間で2社合計で実に30億ドル(約2370億円)の新契約を交わした。

この放映権料は大リーグ機構が一括して管理し、各球団に均等に分配する。
しかも、入場料収入などで差がある各球団の売り上げから、一律34%を大リーグ機構が吸い上げ、各球団にばら撒くシステムもある。
これは、球界全体で儲けて戦力を均等にしよう、という考えからだ。

しかし、儲けは、これにとどまらない。
全国ネットからの放映権料は各球団で分け合うが、地方放送局からの収入は、まったく別で均等ではない。
大都市のチーム(ニューヨークやロサンゼルス、シカゴなど)と、人口の少ない都市のチーム(カンザスシティーやピッツバーグなど)との間では、収入の大きな差が生まれる。

07月05日公開のvol.2に続く・・・。

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