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メジャーリーグ 旬 NEWS from USA 11th メジャーでは常識の指標 vol.1

[週刊大衆07月16日号]

今回は、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の話から。
2013年の第3回WBCの米国代表監督に、米大リーグ機構副会長のジョー・トーリ氏(71)が就任した。

トーリ氏といえば、メジャーリーグで「選手として2000本安打し、かつ監督としても2000勝を挙げた初めての人物」で、ヤンキース監督時代に、4度も世界一に輝いた名将。

「いままで様々な経験をしてきたが、代表チームは初めてなので、興奮している」と、やる気満々。3連覇を狙う日本にとっては強敵となりそうだ。

このWBC、第1回大会の日本代表監督を務めたのは王貞治氏だった。
筆者は王氏の"凄さ"に驚かされたことがある。日本代表と対戦した相手国チームのバリバリのメジャーリーガーたちが、試合開始前に王氏を訪ね、握手や写真やサインボールをねだるのだ。
それは、彼らが868本もの本塁打を放った王氏を尊敬し、"世界のホームラン王"であることを認めていた何よりの証拠。

日本の球場が小さいとか、ボールが違うとかは関係なく、「ホームランを量産することは偉大」といわれているようで、同じ日本人として非常に嬉しかった。

王氏が誇るものは他にもある。「OPS」だ。

「On-base Plus Slugging」の略で、出塁率と長打率とを足した値である。

打者を評価する指標のひとつで、メジャーでは打者成績の公式記録に採用されている。この数値は、得点との相関率が高いため重宝され、メジャーリーグでは一般に・800を超えれば一流、・900を超えるとオールスター級の打者、1・000を超えると殿堂入りの強打者とされる。

では、王氏はどうか。
日本のプロ野球界にOPSを適用すると(記録は2011年シーズン終了時点。出塁率は、1985年以降に採用された方法によって計算、通算4000打席以上の選手を対象)、その通算記録第1位に輝くの
は、王貞治(1・080)なのだ。

以下、ベスト10が、2位・松井秀喜(・995)、3位・アレックス・カブレラ、4位・落合博満、5位・イチロー、6位・小笠原道大、7位・タフィ・ローズ、8位・福留孝介、9位・張本勲、10位・松中信彦。

王氏は、シーズン記録でもベスト10の1、3、7、8、9、10位となっており、多くのメジャーリーガーたちから尊敬される理由が、ここにもあったのだ。

一方、メジャーのOPS通算記録は以下のとおり。
1位がベーブ・ルース(1・164)、2位がテッド・ウィリアムズ(1・116)、3位がルー・ゲーリック、4位がバリー・ボンズ、5位がジミー・フォックス、6位がアルバート・プホルス、7位がハンク・グリーンバーグ、8位がロジャース・ホーンズビー、
9位がマニー・ラミレス、10位がマーク・マグワイア。

この中で現役バリバリは6位のプホルス(エンゼルス)だけで、そのプホルスを抑えているレンジャーズのダルビッシュは、やはりさすがなのだ。

ちなみにシーズン記録1位は04年のボンズ(当時ジャイアンツ)で、1・422をマーク。この年は打率・362(首位打者)、45本塁打、101打点、敬遠120を含む232四球、出塁率・609、長打率・812という驚異的な数字を残した。

07月13日公開のvol.2に続く・・・。

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