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メジャーリーグ 旬 NEWS from USA 12th スランプと唯一無縁の武器は? vol.1

[週刊大衆07月23日号]

日本時間の7月11日、カンザスシティで第83回オールスターゲームが行なわれる。

注目は、レンジャーズのダルビッシュ有投手(25)。最後の一人として選出されるかどうかは、締め切りまでには確定していない。

メジャーリーグの球宴選手の選出方法は、日本とはかなり異なっている。出場選手は、ア・ナ両リーグから各34人。
選出方法は、
①ファン投票で先発出場野手(アはDHを含む)が決定(ア=9、ナ=8人)
②選手、監督、コーチによる投票で各位置の野手の控えと投手(先発5、救援3人)が決定
③両リーグのオールスターチームを率いる監督推薦で、投手、野手が決定(ア=8、ナ=9人)
④「最後の男」として5人の候補からインターネット投票で1人選出となっている。

日本とは違い、投手は選手、監督、コーチによって選出されるため、実績が重視される。それだけに選ばれれば、大いに胸を張れるのだ。1試合しか行なわれず、出場できない選手も出るが、選ばれることが栄誉であり、キャリアでの大きな勲章となる。

ほとんどの選手がタイトルと同じように、球宴選出をボーナスの対象としていることも特徴だ。

さらに球宴に勝利したリーグのチームが、その年のワールドシリーズで7戦中4戦を本拠地で開催できる権利を得る。これは非常に有利に働くため、『ミッドサマー・クラシック』(真夏の夜の祭典)と呼ばれるオールスターは、実は真剣勝負でもあるのだ。

ダルが「僕は本当にまだふさわしくない」と、球宴についてコメントしたのも、真のスター選手の条件を満たしていない、という自覚があるからだろう。

残念ながら、今回のオールスターでは選ばれなかったが、6月を振り返って、今後の活躍が大いに期待できる日本人選手がいる。
ブルワーズの青木宣親外野手(30)だ。

6月24日のホワイトソックス戦では「1番・左翼」で先発出場し、4打数3安打1死球と出塁を重ね、日米を通じて自己最多の1試合4盗塁をマーク。

3回の第2打席、死球で久しぶりに塁に出ると、すかさず二盗を決めた。
前日まで12打席安打なし。この死球&盗塁が起爆剤となった。
「とりあえず出塁し、しかも走れて落ち着いた」という青木は、5回に中前打し、またも二盗。
6回は中越え二塁打。そして、8回は右前打を放ったあと二盗、三盗に成功した。

ブ軍選手の1試合4盗塁は、04年のポドセドニク以来、球団史上4人目。日本
人選手では、マリナーズのイチローが04年と10年の2度記録している。

青木自身も初の快挙で、「(盗塁は)持ち味だと思うし、積極的に次の塁を狙っている」と胸を張った。

6月に入って出場試合、先発機会は急増した青木だが、それまでの2週間、3割あった打率を3分以上も落とした。
不調の原因を「疲れ」と感じたレネキー監督は、青木に「練習のやり過ぎではないか」とアドバイスした。休日にも1000スイングする姿を見て、メジャーの連戦にはもたないと判断したからだ。

もちろん、日本にない気温差や移動距離も考慮しての助言だった。その言葉を受け入れて、休むことの重要性を知った青木は、「昨日までだったら、ファウルや空振りとかだったかもしれないが、しっかりできた」と復調を実感した。

4盗塁の試合から、9試合連続安打の青木。「足にスランプなし」という格言を証明した形となった。

「盗む」「クセ」というキーワードは、メジャーの野球でも有効である。
日本の野球に比べ、豪快で大雑把なイメージがあるが、実はメジャーの野球は日本以上に緻密なのだ。

07月20日公開のvol.2に続く・・・。

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