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メジャーリーグ 旬 NEWS from USA 13th 選手の信頼を得る方法は? vol.1

[週刊大衆07月30日号]

日本時間の7月11日に行なわれたメジャーリーグのオールスター戦。日本人選手で唯一出場したダルビッシュ有(25)だが、残念ながら登板機会はなかった。

ア・リーグを率いたのは、ダルビッシュの上司であるレンジャーズのロン・ワシントン監督だった。
今回は監督をテーマとしたいが、日本のプロ野球では考えられない出来事が起こるのがメジャー。

昨年オフ、ホワイトソックスを8年率いていたオジー・ギーエンが、公式戦終了直前に退団し、マーリンズの監督に就任することが決まった。
新球場オープンと「マイアミ・マーリンズ」への名称変更を機に、球団がギーエンを招聘したのだが、非常に珍しいことに、マ軍の若手有望選手2人がホ軍に移籍する交換トレードが実現したのだ。
日本では、まず考えられない。

メジャーの監督には、大きく分けて2つのタイプがある。
1つは、現役時はスター選手ではなかったが、それが幸いして選手を育てながら勝てる監督。
もうひとつは、現役時代からスーパースターで、育てるのではなく、既存の戦力を使って勝つ監督だ。

前者の代表が、ワシントン監督や、テリー・フランコナ前レッドソックス監督、ジム・リーランド現タイガース監督らで、後者は元ヤンキース監督で現在は大リーグ機構副会長、第3回WBCアメリカ代表監督のジョー・トーリ氏、その愛弟子であるドン・マッティングリー現ドジャース監督などが挙げられる。

まず、選手を育てながら勝てる監督。

ワシントン監督は遊撃手としてメジャーで10年間プレーし、成績は414安打、打率・261、20本塁打、146打点と凡庸。
しかし、メッツ、アスレチックスなどで経験を積み、07年にレンジャーズの監督に就任すると、10年、11年と連続してワールドシリーズ進出を果たした。
10年3月、前年7月の薬物検査でコカインに陽性反応を示していたことが発覚したが、そんな不祥事も打ち消す快進撃ぶりだ。

フランコナは、選手として6回、監督としても1回、クビを切られている。ところが、レッドソックスの監督となって04、07年の2度、世界一に輝いている。

リーランド監督は、さらに劇的だ。
選手時代は捕手だったが、ヒザを壊し、たった5年でクビ。
2A止まりで、メジャーに上がることさえできなかった。
その後、指導者となり、ルーキーリーグ監督時代は自分で移動のバスの運転をするなど、苦労に苦労を重ね、ようやくメジャーの監督となった。
そして、97年にマーリンズを世界一へ導き、名将の仲間入りを果たしたのである。

3人に共通するのは、故障に泣いた選手やマイナー上がりの選手の気持ちがよくわかり、それを土台とした選手起用や作戦の組み立てが抜群に上手いこと。
一度信じた選手は周囲の批判に関係なく起用し、チャンスを与えるのも共通する。

07月28日公開のvol.2に続く・・・。

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