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メジャーリーグ 旬 NEWS from USA 13th 選手の信頼を得る方法は? vol.2

[週刊大衆07月30日号]

一方、既存の戦力をうまく使って勝つ代表がトーリ氏。
選手時代に2000本安打を達成、監督としても2000勝している。
しかし、メッツ、ブレーブス、カージナルスの監督時代は勝率5割程度で優勝もなく、精彩を欠いた。
その才能が開花したのは96年にヤンキースの監督に就任してから。
理由は簡単で、スーパースターのトーリは、スター選手の気持ちが理解できたからだ。
ヤ軍監督に就任後、4度世界一となったが、その成功は、選手操縦法・人心掌握術に長けていたからにほかならない。

その一端を紹介すると、
①徹底した対話主義。選手を褒めるときも怒るときも、必ず監督室に呼び、1対1で話し合う。
ミーティングなどで褒めたり怒ったり、決してしない。
プライドの高いメジャーリーガーは、褒められないと面白くないし、怒られればプライドが傷つく。

②決して喜怒哀楽を表情に出さない。ベンチでは、大量リード時でも笑わず、選手の気持ちを引き締める。
負けていても、常に前を向いている。
「あの表情を見て、ジョー(トーリ)は俺たちを信頼しているとわかる。よし、逆転してやると思うんだよ」とキャプテンのジーターはいっていた。

③とはいいながら、年に一度はお説教。
疲れが溜まる夏場の絶妙な時期にミーティングでカミナリを落とし、選手の気持ちを引き締める。
この方法は部下のモチベーションを上げ、チームをひとつにまとめるのに大変効果的な方法である。

トーリ氏の愛弟子であるドン・マッティングリー現ドジャース監督も同じ。現役時代はヤンキース一筋でキャプテンを務めた。メジャー14年間で2153安打、打率・307、222本塁打、1099打点。首位打者1回、打点王1回、MVPにも輝いた超スーパースターだった。
だからこそ、トーリ氏のやり方を踏襲し、ドジャースの指揮を執っている。
日本でいえば、巨人軍を率いる原監督などが、このタイプに属するだろう。

いかに選手のプライドを重んじ、それを利用して仕事をさせるか。名将たちの、非常に参考になる選手操縦法である。

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