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なでしこジャパンロンドン五輪金メダルへの道 vol.1

[週刊大衆08月06日号]

25日の夜(日本時間26日午前1時)、サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」が、いよいよロンドン五輪の初陣を飾る。

日本選手団の中で、団体競技として最も「金メダルに近い」ともいわれる彼女たち。「アメリカ、ブラジル、フランス、そして開催国のイギリスと強敵揃い」(スポーツ紙記者)という声があるものの、それらを吹き飛ばし、本誌は高らかに、こう宣言する。

「なでしこジャパンは必ず金メダルを取る!」――と。

その鉄板根拠は3つ。まず1つ目は、昨年7月のW杯優勝が決して偶然ではなく、その実力にあるということ。

08年、佐々木則夫監督が就任してから、チームは急成長。現在、FIFAランキング世界3位の強豪国になった。サッカージャーナリストの西部謙司氏は、こう話す。

「代表メンバーを見ると、パスワークの巧みさ、テクニックは、いまや世界最高レベルに達しています」

たとえば、現キャプテンのMF宮間あやは、ボールを回しながらリズムを作り、前線に"キラーパス"を放つ役割を担う。

「その宮間のパスを、ダッシュ力と飛び出しなら世界トップレベルのMF川澄奈穂美が受けて、瞬時に相手DFの裏に飛び込む。そういう攻撃ができれば、日本の攻撃力はまだまだアップしていくでしょう」(自らも女子サッカーチームの監督を務めるサッカージャーナリスト・大住良之氏)

そんな日本の攻撃力は、FIFAランク1位のアメリカをも脅かしている。

今年2~3月にポルトガルで行なわれたアルガルベ杯で、なでしこはアメリカに1-0で勝利したが、「試合後、アメリカ側から"選手たちはボールを支配されることに神経質になっていた"というコメントが出ました。アメリカの選手は、日本にパスを回されたら奪い返せないと、脱帽したわけです」(専門誌記者)

最強のライバルを翻弄する、なでしこの実力はまさにホンモノ。世界一といわれる名門クラブ・バルセロナがパス回しで相手を圧倒することから、彼女たちは"女版バルセロナ"といわれ、恐れられているのだ。

さらに、なでしこたちはFIFAランク世界2位のドイツの五輪出場の夢をも砕いている。

「去年のW杯で、なでしこは決勝トーナメント初戦でドイツを延長戦で打ち破りました。実は、ヨーロッパは、W杯が五輪出場の選考を兼ねており、ドイツは日本に敗れたため、ロンドン五輪に出場できなくなったんです」(前出・スポーツ紙記者)

そうなると、ランキングで彼女たちの上をいくのはアメリカだけ。

「アメリカには"高さ"と"パワー"があり、日本にしたら、"異種格闘技"を戦うようなもの。確かに強敵ですが、ブラジル(ランク5位)も警戒すべき相手です」(前出・西部氏)

ブラジルは、ランキングこそスウェーデン(4位)に劣るが、"サッカー王国"の意地がある。

「ブラジルは、日本と同じパスサッカーに加えて、"個人技"があります。もしブラジルと戦えば、接戦になるでしょうね」(前同)

だが、今回の五輪では"幸運の女神"が、なでしこに微笑みかけているといえるのかもしれない。それが第2の鉄板根拠だ。

「日本はくじ運に恵まれたといえるでしょう。グループリーグのF組(日本・カナダ・スウェーデン・南アフリカ)で日本が1位通過し、アメリカも同じく1位通過の場合、日本は決勝戦までアメリカと当たりません。
ブラジルも1位通過すれば、日本とは逆のブロックに行き、決勝トーナメントの準決勝でアメリカと対戦する可能性が高いんです」(前出・専門誌記者)

日本の場合、グループリーグ2戦目のスウェーデン戦(28日午後8時)が山場とされるが、昨年のW杯に続き、6月の親善試合でも勝利している。「初戦のカナダも侮れない」といった意見もあるが、順当なら1位通過は確実だろう。

だが金メダルを賭けた最終決戦で、日本は宿敵アメリカに勝てるのだろうか。

なでしこは、直近の6月の親善試合でアメリカに1-4と惨敗している。だが、その敗因は明らかだ。

「アメリカが、シンプルにロングボールを蹴り込むサッカーに徹したんです。1対1だと、日本はどうしてもスピードで置いていかれますから」(前出・大住氏)

アメリカは過去の反省を生かし、なでしこの弱点を突いてきたわけだ。さらに大住氏は続ける。

「アメリカは、相当高い位置でディフェンスをしていましたね。理由は、中盤を日本に支配されると厄介だと考えているからです」

アメリカは、翻弄された日本得意のボール回しを封じる作戦を取ったのだ。

07月30日公開のvol.2に続く・・・。

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