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メジャーリーグ 旬 NEWS from USA 14th 日本人選手の明暗は? vol.1

[週刊大衆08月06日号]

後半戦に突入した大リーグ。今回は2012年の前半戦を振り返り、本場のファンが唸った「5大事件」を見ていきたい。

1つ目としては、なんといってもレンジャーズのダルビッシュ有投手(25)だ。スポーツ専門テレビ局『ESPN』が先頃、メジャー投手最高の栄誉、サイ・ヤング賞の受賞予想ランキングを発表したが、ダルビッシュはア・リーグの10位。リリーフ投手3人を除く先発陣で7位。新人への評価としては、非常に高い。

では、全米で具体的にどこが評価されているかというと、以下の3つの点を挙げることができる。

A:奪三振数と三振奪取率

前半戦を終えた段階で、ダルは、ヘルナンデス(マリナーズ)、バーランダー、シャーザー(ともにタイガース)に次ぐア・リーグ4位の117奪三振を記録。これはシーズン200奪三振を超えるペース。さらに凄いのは三振奪取率で、シャーザーに次ぐリーグ2位の1試合平均10・26と驚きの数字を残している。

B:少ない被安打数

102イニング3分の2を投げて、わずか87安打しか打たれていない。1試合平均で7・63本。これはリーグで6番目に少ない数字だ。

さらに、レンジャーズの本拠地はホームランが出やすいことで有名だが、被本塁打はわずか9本。

C:前半戦で10勝

同僚のハリソンとレイズのプライスの11勝に次ぐ勝ち星を記録し、勝率も・667と、エースに値する数字を残した。前半戦と同じペースで勝ち続ければ、日本人初の20勝も夢ではない!

2つ目は、奇跡の37歳、メッツのR・A・ディッキー投手。前半戦で12勝1敗、防御率2・40、奪三振123という素晴らしい成績をマークし、球宴に初出場。1996年にレンジャーズに1位指名されたが、健康診断で「右ヒジの靱帯がない」ことが判明。81万ドルの契約金が7万5000ドルに引き下げられた。

なんとか生き残ろうと覚えたのが、魔球・ナックルボールだった。当時のレンジャーズのバック・ショーウォルター監督(現オリオールズ監督)の助言で取り組んだのだが、ナックルをチェンジアップと勘違いしていたという逸話も。

その後、メジャー9年間で41勝50敗、防御率4・34とパッとしなかったが、今年、大ブレーク。どこに行くかわからないナックルを、90%は思いどおりに投げられるようになった。

「皆、僕の成功は魔法を使ったせいだというけれど、そうじゃない。必死で練習した以外、理由はない」と胸を張る。

球種は、ナックル(8割)、フォーシーム(2割)の2種類しかないが、球速差が30キロ以上あり、タイミングが取れないのだ。

3つ目は、「ランディ・ジョンソンの再来」と呼ばれるホワイトソックスのクリス・セール投手(23)だ。

この若手左腕は開幕当初、先発5番手だったが、前半戦で8勝2敗、防御率はア・リーグ1位の2・24とエース級の大活躍。

198センチの長身から投げ込まれる威力あるストレートにスライダー、チェンジアップも一級品で、メジャー史上最強左腕のジョンソンを彷彿とさせる。もともとのオーバースローをスリークォーターに変え、制球がよくなった。

08月05日公開のvol.2に続く・・・。

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