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2012年前半戦プロ野球界「ガチンコ場外バトル」5番勝負 vol.1

[週刊大衆08月13日号]

ヒートアップするペナントレースの裏側で、今年も様々な場外乱闘が勃発している。

まずは、WBC参加を巡る日本プロ野球選手会VSNPB(日本野球機構)の内紛である。

「7月20日、記者会見を開いた新井貴浩選手会長は、WBC不参加決議を発表。これに関して"5年後、10年後のことを考えて苦渋の決断をした"と強調。具体的な理由を"スポンサー権や(グッズ販売などの)ライセンスは日本代表の権利であるにもかかわらず、戻ってこないことに尽きる"と説明しました」(スポーツ紙デスク)

つまり、日本へのカネの分配が少ないというのだ。

「WBCは、大リーグ機構(MLB)と大リーグ選手会が共同で設立した"WBCI"という運営会社が、すべてを取り仕切っているんです」(球界関係者)

WBCの売り上げの柱は、チケット収入と放映権料、スポンサー料だ。

「前回大会を例に取ると、スポンサー収入の約70%は日本企業といいます。また、放映権料の合計3110万ドルのうち、38%が日本代表関連のもの。ところが、総利益の最終的な日本への配分はわずか13%。MLBと大リーグ選手会が66%を持っていってしまうんです」(前同)

当初、選手会とNPBは共同歩調を取って、こうした現状を変えようと動いたのだが、NPBが途中で方針を変更したという。

「NPBは、WBCIが利益の配分構造を変える気がまったくないことに途中で気づき、これ以上の交渉を放棄。その代わりに、日本代表チームを常設化。そこにスポンサーをつけ、恒常的な収入を確保する方針に変更したんです。新たな収入の見込みが立ったことで、NPBは選手会に無断で、WBCへの参加を表明してしまったんです」(同)

結局、NPBは選手会を裏切り、アメリカに屈してしまった格好だ。

「NPBは日本の選手会を甘く見すぎました。なんだかんだいっても、最終的に選手会は、参加を表明すると思い込んでいたわけですからね」(同)

さらに、もうひとつ。NPBが見誤っていたのが、世論の動向。不公平な収益分配構造が大々的に報道されたことによって、世論調査では70%が「選手会の今回の行動を支持している」ことがわかった。

「本来、選手会の主張は、NPBがアメリカ側に主張すべきこと。それなのに、この問題に対して、少しも動こうとしなかった加藤コミッショナーに対しても、厳しい声があがっています」(前出・デスク)

それより問題なのは、野球の位置づけが低下している現状だというのは、野球解説者の江本孟紀氏だ。

「基本的には真の国際大会でもなんでもないWBCなんて、やってる場合じゃない。もっと国内の野球を、しっかり固めなきゃいけないんです」

次に取り上げるのは、中日の「144歳戦争」。エースの起用をめぐる髙木守道監督(71)VS権藤博投手コーチ(73)の戦いだ。

「前半戦最大の天王山」といわれた6月29日からの巨人対中日3連戦。中日は中田賢、小笠原、山内という、いわゆる「裏ローテ」の投手を先発させ、3連敗。4月中旬から守り続けた首位の座を明け渡すハメになってしまったのだ。

「3タテを喫した試合後、髙木監督が"巨人がぶつけてきた投手と、ウチがぶつけた投手の差。エース(吉見)が投げられないわけではなかったのに"と、権藤投手コーチの投手起用に不満をブチまけたんです」(スポーツ紙中日担当記者)

それに対して、権藤コーチはローテ再編について、「まだ、しない」と明言。チームの2トップに、意見の食い違いが生じてしまったのだ。

「結局、権藤コーチが折れる形で、7月15日の同じ巨人戦で吉見を中4日で先発させましたが、火ダネは残ったままです」(前同)

08月07日公開のvol.2に続く・・・。

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