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メジャーリーグ 旬 NEWS from USA 15th 黒田の最大の強みは? vol.2

[週刊大衆08月13日号]

4つ目は、走者を出しても、なかなか点を与えない粘り強さがあること。黒田はこの試合でチームトップの19試合目の先発となったが、先発の責任を果たしたといえるクオリティー・スタート(QS=6回以上で自責点3以下)は、メジャー5年目で通算81試合目となり、日本人最多の123勝を挙げた野茂の5年目の80試合を超えた。

勝ち負けはまさに時の運で、いくら好投しても味方の援護がなければ勝ち星に恵まれない。逆に、大量失点しても大逆転してくれて勝ちをものにすることもある。だからこそ、6回3点以内というQSは、先発投手の実績を知るのに持ってこいの指標だが、この黒田の数字を見れば、いかに先発の責任を果たしているかが一目瞭然なのである。

37歳163日での先発は、自らの日本人最年長記録を更新した。普通、37歳ともなれば、暑さに弱くなる。ところが、黒田は今季、デーゲーム4戦全勝で、30回を投げて無失点。35度近い気温にも「暑さは広島で経験している」と、涼しい顔だったのが凄い。まさに、鉄人といっていい。

メジャー50勝は日本人投手3人目だが、大家の51勝には救援での2勝が含まれ、先発だけの大台は野茂に次ぐ2人目。1年先に大リーグへ移籍し、開幕前は8勝差あったレッドソックス・松坂も追い越した。

「50勝するために、こちらに来たのではない。長くやっていれば結果的に数字はついてくる。それに浸っている余裕はない。また、次の登板が来る。野球人生が終わってから考えたい」とコメントした黒田。

50勝は単なる通過点。ドジャース時代からの女房役、ラッセル・マーティン捕手は「ヒロキは1年目から毎年成長している。お世辞ではなく、あと50勝、メジャー通算100勝だって狙えるよ」と太鼓判を押す。

毎年、進化している黒田にとって、37歳も投手としての通過点かもしれない。

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