日刊大衆TOP 芸能

メジャーリーグ 旬 NEWS from USA 17th WBC開催時期の問題点は? vol.1

[週刊大衆09月03日号]

8月1日、日本野球機構(NPB)と選手会が「WBC参加問題」について協議した。結論から先にいえば、選手会側の「不参加の意思」は変わらず。これを受けて、12球団は代表者会議で今後の対応策を話し合うことになった。

3連覇を目指すはずだった日本は不参加なのか、それとも結局、参加するのか……。このWBCに関して、今回はアメリカサイドからリポートしたい。

まず、このWBC問題の概要を説明しよう。
7月20日、プロ野球選手会の新井貴裕会長(阪神)が臨時総会の会見で、次のように述べた。
「スポンサー料と(グッズ販売の)ライセンスは、本来は日本代表の権利。戻ってこない状況は変わらず、WBCには正式に全会一致で出場しないことを決めました。選手会としては第3回大会に出場したかったが、次の世代のことを考えると、このまま出場するのはよくない。苦渋の決断です」

そう憮然とした表情で語った内容は、各方面に衝撃を与えた。

現状では、大会収益の66%を大リーグ機構(MLB)、大リーグ選手会が取り、日本側は13%しか受け取れない。収益配分の改善を含め、日本代表のスポンサーやグッズ収入の権利を認めるよう、日本側はMLBと交渉を重ねてきたが、結局は平行線だった。

これに対して、アメリカ側の反応はどうだったのだろうか。
米のサイト『MLBリポーツ』は、日本の不参加は「大会として自殺行為」と位置づけ、かたくなにスポンサー権を手放さなかったアメリカ側を非難。また、日本が不参加だと大会自体が盛り上がりに欠け、結局、自分の首を絞めることになるだろう、とした。

ディフェンディング・チャンピオンがいない大会は、本当の意味で世界一を決める大会とはいえないとも主張し、日本選手会の決断を後押ししているようにも思える。

しかしながら、こうした意見は、あくまでもごく一部であり、大方はそうは思っていないようだ。
多くのサイトでは、今回の日本選手会の決断を、「自分たちを過大評価しているんじゃないか?」「このイベントの成功に不可欠な存在と自分で思っている」と、否定的な意見が多い。

これはある意味、アメリカでは当然のことかもしれない。もともと現地では、WBCの位置づけは決して高くないからだ。野球はアメリカでは「国技」であり、レギュラーシーズンの開幕を誰もが心から待ち望んでいる。メジャー30球団、どんな弱小チームでも、地元開幕戦のスタンドは超満員になることが何よりの証拠である。

そのため、スプリング・トレーニング(キャンプ)は大切な準備期間であり、「今年のおらがチームの状態は、どうなのか」を判断するには、何よりも重要なイベントとなる。このキャンプを見るために、メジャーリーグのファンたちは、キャンプ地が集中するフロリダとアリゾナへ、わざわざやって来るのである。

その大事なキャンプ、オープン戦の期間である3月に行なわれた第1回、第2回のWBC大会は、アメリカでは盛り上がりに欠けるものになった。

08月28日公開のvol.2に続く・・・。

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.