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メジャーリーグ 旬 NEWS from USA 19th 黒田にヤ軍監督がかけた言葉は? vol.2

[週刊大衆09月17日号]

「いつもと変わらない緊張感でマウンドに上がれました」とクールに振り返った黒田だが、この日、2本のホームランを放って援護してくれた僚友イチローに対しては、「展開的に2本目の本塁打が大きかった。すごく助けてもらった」と感謝しきりだった。

黒田にとって意味があるのは、この12勝目はただの白星ではなく、ヤ軍の宿敵・レッドソックスからの初白星だったこと。ニューヨーカーとボストニアンはいがみ合うようなライバル心を持つ。ヤンキースタジアムでのレッドソックス戦、フェンウェイ・パークでのヤンキース戦は球場のあちこちで喧嘩が起こるほど。だから、ヤ軍の投手はレッドソックスに勝つことで、ニューヨーカーに「ウチのエース」と初めて認められるのだ。

黒田も当初はてこずった。勝ち負けに直結する先発投手への視線は厳しく、好不調の波が激しかった5月中頃までは「本当にきつかった」という。NYの水が合わず、去っていった名投手はたくさんいるし、FA移籍の選手は期待に応えようと空回りしがちであることも事実だった。

そんなとき、ジラルディ監督からの次のような言葉で救われたという。
「先発した全試合に勝つなんて、あり得ない。ただ自分の投球だけすればいい。それ以外は気にするな。ありのままでいろ」ジラルディ監督自身、ヤンキースの生え抜き選手ではなく、移籍してきて成功し、監督まで登りつめた人物だけに、黒田の気持ちが十分わかっているのだ。

37歳、単年契約という崖っぷちでヤ軍のエースの座を射止めた黒田。しかし、プレーオフで活躍してこそ、ヤ軍の「真のエース」として永遠にその名前が残る。
「ここまで来たらゴールが見えている。もう一度、自分にムチを入れたい」と気を引き締める黒田こそが、誰よりもそれを理解しているようだ。

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