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メジャーリーグ 旬 NEWS from USA 19th 黒田にヤ軍監督がかけた言葉は? vol.1

[週刊大衆09月17日号]

ヤンキースの黒田博樹投手(37)にとって、自らの評価を決定づける2試合となった。
まずは、8月15日(日本時間)のレンジャーズ戦、7回の先頭打者アンドラスに遊撃内野安打を許し、無安打無得点試合は逃したものの、2安打完封で11勝目(8敗)をマーク。メジャー通算も52勝目となり、日本人投手で単独2位となった。
「そう簡単にできるとは思っていなかった。ノーヒットノーランで10勝プラスしてくれるなら必死に狙うが、同じ1勝。点差が0対0だったので、まずはチームが勝つ投球を、と思いました」(黒田)

まさに耐え抜いた勝ち星だった。1回1死一塁で、一ゴロ併殺で一塁カバーに入った際、走者に右足を思い切り踏まれ、転倒した。
「痛かったら投げられませんよ」と黒田は語るが、実際は軸足に痛みを抱えたままマウンドに上がっていたのだ。それでも6回までノーヒットの力投を見せたのだから、凄いのひと言。ア・リーグトップのチーム打率・276と強打を誇るレ軍打線を封じたカギは、強気な内角攻めだった。
「右打者が多い打線なので内角を突かないとスライダーが生きない」と攻めた結果、内野ゴロは15個を数えた。
コールドゲームでの7回完封は7月19日のブルージェイズ戦で記録しているが、9回完封は4年ぶり。
敵将・ワシントン監督が「シンカー、スライダーがよくて、思いどおりに投げていた。真ん中に球は来なかった。褒めるしかない」と脱帽した。

かたやヤ軍のジラルディ監督も「おそらく、今季の投手陣の中で一番の内容。彼はチームにとってとても大きな存在で、もっと白星を重ねることができたはずだ。援護が足りずに負けた試合もあった」と称賛した。

両監督だけではない。辛口で鳴る地元ニューヨークのメディアも黒田を一斉に絶賛した。
〈最高〉、〈脱帽〉、〈なぜドジャースは黒田を手放したのか〉、〈CCサバシアがDL(故障者リスト)入りしたいま、黒田こそエースだ〉などの見出しで報道。特に、ニューヨーク・タイムズ紙は〈ヤンキースの捕手が黒田とコミュニケートするとき、"リラックスしろ""ボールを低めに""ストライクゾーンを攻めろ"など10個ほどの簡単な日本語を使うが、マーチン捕手が昨夜、9回ほどいった言葉は"いいぞ"(グッドジョブ)だけだった〉と紹介し、いかに黒田の投球が素晴らしかったかを伝えた。

また、サバシア、ペティットの両左腕が戦列を離れているのを受け、気の早いメディアは「黒田はプレーオフでも先発ローテーションの柱になるだろう」とブチ上げた。
地元NYのメディアに、これほど賞賛された日本人プレーヤーはこれまで一人もいない。ヤンキースのスター選手でもここまで手放しで褒められることは、まずない。この報道も、黒田に「NYのエース」の称号が与えられた証拠だろう。

続く8月20日のレッドソックス戦でも、黒田はピンチらしい場面を一度も迎えなかった。8回を投げて4安打4三振無四球の1失点で12勝目を挙げた。

09月13日公開のvol.2に続く・・・。

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