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メジャーリーグ 旬 NEWS from USA 22th 意外な好成績の裏事情は? vol.1

[週刊大衆10月08日号]

メジャーでは今季、シーズン前の予想を裏切る"異変"がいくつか起きた。まずは、よいほうの"ビックリ"から。

弱小球団として知られるオリオールズが大躍進。9月12日、あのヤンキースと並び、ア・リーグ東地区の首位に立ったのだ。60年代後半から80年代前半にかけて、黄金時代を迎えたものの、98年以降、ポストシーズン進出はなし。
ここ6年は連続で90敗以上、4年連続で地区最下位に甘んじていた。

しかし今季は、14年連続負け越しの不名誉な歴史に終止符を打った。そんなオ軍の快進撃は、同地区のレッドソックスの低迷やヤ軍の故障者続出もあるが、やはりバック・ショーウォルター監督の手腕によるところが大きい。

ここ数年は投手陣の不振(昨年は30球団ワーストのチーム防御率5・39)が低迷の原因となっていたが、それを打開するため、ショーウォルター監督は「調子のいい投手から使う」方針を採用。

特に中継ぎはドンドン投入し、若手に数多くのチャンスを与えた。これによって、投手陣の立て直しに成功したのだ。その投手陣の中で、唯一ローテーションをフルでキープしているのが、中日から移籍したウェイン・チェン投手(27)だ。

9月20日現在、チーム最多の投球回数181回を投げ、防御率は3・98、チーム勝ち頭の12勝(9敗)をマークし、オ軍の快進撃を支えている。
8年間在籍した中日から、3年1138万8000ドル(約9億円)で入団。メジャー入り当初は、日本でのような力勝負で打者に挑み、失敗した。
「日本では真っすぐとスライダーだけでなんとかかわせたし、高めに浮いても空振りが取れたが、こっちはなかなか三振が取れない」

そのために、あまり得意ではないチェンジアップを織り交ぜ、変化球をストライクゾーンに散らすようにした。また、同じア・リーグ東地区のヤンキース・黒田博樹に助言を求めた。
「夏はキツイから十分準備をしておけ、とアドバイスを受けました。事前に聞いておいて、助かった」

異常に蒸し暑いボルチモアの夏を乗り切れたのも、メジャーの先輩のおかげかもしれない。

一方、ナ・リーグの大躍進は、東地区で首位のナショナルズ。地区5連覇中のフィリーズや大量補強したマーリンズを蹴散らし、トップを走っている。

今年、若手や中堅の才能が開花。09年の全米ドラフト1位指名のストラスバーグ、アスレチックスから獲得したゴンザレスなど充実した先発陣に、抑えのクリッパードも万全。打線もラローシュ、デズモンド、R・ジマーマンなど、厚みがある。
これら選手を操るのが、元巨人のデーブ・ジョンソン監督だ。75、76年に長嶋巨人でプレー、監督としては84年にメッツを世界一に導き、第2回WBCでは米国代表監督を務めた。

若い力と名将がガッチリ噛み合い、今後の伸びシロも含めると非常に楽しみなチームになった。

10月05日公開のvol.2に続く・・・。

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