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ナベツネとの10年戦争終結松井秀喜「巨人か引退」どっちだ!? vol.1

[週刊大衆10月15日号]

米大リーグのタンパペイ・レイズから戦力外通告を受け、目下、浪人中の松井秀喜(38)。現在は自宅のあるニューヨークのジムに通い、体調管理に努めているが、自身の今後の身の振り方については一切、沈黙を守り続けている。

当初、「メジャーで10年間はプレーしたい」という夢を抱いていた松井。ちょうど10年目にあたる今年は、開幕後もチームが決まらず、結局、レイズとマイナー契約。一時はメジャー昇格するも結果を残せず、最終的にクビになった。
今年の「失敗」は、キャンプから参加できなかったことが大きな要因と考えている松井は、心の底では来季もメジャーに挑戦したいと考えているようだ。しかし、松井の現状を冷静に見てみると、加齢による体力の衰え、ヒザの故障など満身創痍の状態。とてもメジャー再挑戦どころの話ではなく、
「引退か、日本復帰か。二つの道のどちらかを選ばなければならない時期が近づいてきたのでは……」(スポーツ紙デスク)という見方が現実味を帯びてきた。

さらに、たとえ日本球界に復帰するにしても、厳しい現実が待っているとの指摘もある。野球評論家の橋本清氏がいう。
「松井がメジャーに行ってから10年経ち、日本の野球は大きく変わっています。日本のピッチャーは、あの頃より、ずっと実力が向上していますから、いかに松井でも苦労するのではないでしょうか」

引退か、日本球界復帰か――松井自身は、「(今後のことは)まだ何も決めていません」との立場を崩していない。

こうしたなかで、松井自身の思惑はともかく、松井の日本球界復帰を望む声は大きくなってきている。そして実際に、松井獲得に複数の球団が動き出しているようだ。実は、レイズを戦力外になった頃、松井の関係者に対して日本から頻繁に連絡が入るようになったという。
「電話の主は楽天の星野仙一監督と、DeNAの中畑清監督。この2球団が、松井獲得に意欲を燃やしていることは確かです」(事情通)

このほかに、阪神が松井獲得に興味を示しているという話もある。楽天、DeNA、阪神……松井の去就問題が話題になるたびに、こうした球団の名前が浮かび上がってくる。だが、不思議なことに、松井の古巣である巨人復帰の可能性については、巨人軍に近い人物であればあるほど、否定的な見解を表明してきた。
「考えてみれば、不思議な話です。巨人は松井の出身球団ですから、松井が日本に帰って来るとなれば、イの一番に手を挙げてもおかしくはないはず。しかし、つい最近まで"巨人だけはあり得ない"と固く信じられてきました。それは、松井と巨人の間に確執があったからです」(スポーツ紙ベテラン記者)

松井が02年にFA権を獲得してメジャー挑戦を決めたとき、巨人は猛烈な引き留め工作を行なった。これが、渡辺恒雄会長と松井の「10年戦争」の始まりだった。
「引退後に巨人軍の監督に据えるという"約束手形"まで出して、必死で引き留めようとしたんですが、最終的には失敗に終わった。この一件がナベツネを怒らせ、松井の巨人復帰の目が消えた、と広く信じられていました」(前同)

当時の報道では、巨人を去る数年前から、松井は球団の姿勢に嫌気がさしていたと伝えられている。
「松井の在籍中、巨人軍はそれまで"TOKYO"だったビジター用のユニフォームのマークを、1年だけ"YOMIURI"に変えたことがあります。地域密着という時代の流れに反するこの変更に、松井は公然と批判の声を上げていました。それがナベツネさんの耳に入って、松井との関係にヒビが入ったともいわれています」(同)

松井サイドも、巨人の強い慰留を断わり、チームを飛び出すからには、「二度と巨人には戻れない」と、腹をくくっていたフシが見られる。
「この間、松井の意思を代弁していた系列新聞の記者は、結果的に読売グループを追われ、松井の個人広報に就任しています。こうした経緯から、松井はメジャーに挑戦する際の記者会見で"裏切り者といわれるかもしれませんが"と、悲壮な言葉を口にしたんです」(前出・事情通)

松井と巨人の"決裂"が明白な形で明らかになったのは、「永久欠番にしてもおかしくない」といわれていた、松井の代名詞である背番号55を、09年に新人の大田泰示選手にいとも簡単に与えてしまったこと。このことで、「松井の巨人復帰はない」が、球界の常識のように語られるようになっていった。

野球評論家の武田一浩氏も、「巨人は一度出て行った選手は獲らないですから。(松井の復帰は)ないです」と断言する。

10月09日公開のvol.2に続く・・・。

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