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安倍とオバマと朴槿恵「愛と裏切りのドロ沼三角関係」 vol.01

[週刊大衆03月17日号]

一触即発である――。
靖国参拝、TPP交渉、対北朝鮮の合同軍事演習など、問題が山積。
現在、注目されているのが、揺れる"日米韓"の関係だ。

「カネ持ちの旦那がオバマ・アメリカなら、第一の愛人が安倍・日本。そこに、第二の愛人である朴槿恵(パククネ)・韓国が割って入り、三つ巴の嫉妬合戦が展開されています」

苦笑いを浮かべてこう話すのは、元時事通信社ワシントン支局長で国際問題評論家の小関哲也氏。
「当初、オバマ大統領は安倍&朴の両"愛人"をうまく操って美味しい思いをしようと目論んでいました。ところが、巷の三角関係同様に、愛人同士の痴情喧嘩が勃発。今や、三者三様にドツボにハマって身動きが取れない状況です」(全国紙政治部デスク)

そんな米国の"寵愛"をかけた昼メロさながらの愛憎劇の一部が、4月下旬に予定されているオバマ大統領のアジア4カ国訪問の調整でも表面化している。
「当初、オバマ大統領のアジア歴訪は日本で2泊し、フィリピン、マレーシアの計3カ国を回る予定でした。迎える日本側は、オバマ大統領を"国賓待遇"で大接待するというプランを練っていたんです」(前同)

オバマ大統領をキャロライン・ケネディ駐日大使とともに、天皇主催の宮中晩餐会(ばんさん)に招待する予定で、「天皇、皇后に加え、安倍首相がオバマ大統領を歓待する場面を世界中に発信。昨年末の安倍首相の靖国神社参拝以来、日米間に隙間風が吹いているとの風評を一気に吹き飛ばし、"緊密関係"をアピールする狙いでした」(自民党中堅議員)

ところが、ここで韓国の朴大統領が横やりを入れる。
「素通りとは、あまりにつれない。せめて、"私の家(韓国)"にも1泊して!」と言わんばかりに泣きつき、対米"嫉妬外交"を大々的に展開したのだ。いわく、〈オバマ大統領がこのタイミングで韓国を訪問しなければ、歴史認識問題で"米国は韓国より日本を支持している"と映る懸念がある〉(2月13日、韓国外務省報道官の定例記者会見)

その他、ありとあらゆる手練手管を駆使してオバマ大統領に翻意を迫った結果、日本訪問が1日に短縮。
浮いた1日が韓国訪問へ変更となった。
「52歳という若さを誇るオバマ大統領とはいえ、二晩連続でタフな相手との"対戦"には正直、ゲンナリ。投げ出したい気分だと思いますよ」(前出・中堅議員)

とはいえ、オバマにも、ここで精を出さざるを得ない事情があった。
「2008年に米国の新大統領に就任したオバマ氏は、当初、この混迷状態に新たな希望の明かりを灯してくれるだろうと、期待を集めました」(前出・小関氏)
ところが、「オバマ政権は、国民皆保険を謳う"オバマケア"の停滞などで国内の統制機能が低下。さらに、スノーデン事件やシリア、ウクライナ問題での相次ぐ失策で世界的にもイメージダウン。いいところが何一つなく、自国民から完全にソッポを向かれています」(前同)

そこで、オバマ大統領が一発逆転を狙って打ち出したのが、従来の米国世界戦略を見直し、軸足をアジア・太平洋地域に移す一大軍事・外交政策『アジア回帰』だった。
「アジア戦略の最重要課題は、横暴を極める中国の覇権主義と領土拡大への対抗に加え、暴発寸前にある北朝鮮への対処。軍事バランスが崩れてしまった極東でリーダーシップを発揮することで、挽回を狙うようです」(国際政治学者)

こうした"アジア統一"を現実のものとするには、日米韓3カ国が一枚岩となることが最低条件だが、「かつての勢いを失ったオバマ大統領に、これほどまで険悪になった日韓関係を収められるかは疑問。安倍首相と朴大統領という2人の"愛人"の間をうまく立ち回るどころか、逆に振り回されてばっかりですからね」(前同)

それを如実に表すのが、安倍首相が昨年末に行った、靖国神社参拝への慌てぶりだ。外交評論家の井野誠一氏が言う。
「オバマ大統領は、安倍政権発足当初から、タカ派的発言を繰り返す安倍首相に懸念を抱いていました。特に、安倍首相が公言していた"政権担当中に悲願の靖国参拝を行う"との意思表明を問題視。事あるごとに、"靖国神社参拝は、東南アジア周辺に無用の緊張を生み出す"と自重を促してきたんです」

03月11日公開のvol.02に続く・・・。

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