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日本プロ野球界侍メジャー選手「血みどろ争奪バトル」ウラ側 vol.1

[週刊大衆10月22日号]

「海のものとも山のものと知れない未知の外国人選手を連れてくるより、実力がハッキリわかっている日本人メジャーリーガーを狙うほうが、補強として効率がよい。それは、どの球団もわかってますよ」(プロ野球スカウト関係者)

ペナントレースも決着し、球界の話題の中心は、"来シーズンを見据えての補強"へと移り始めた。この流れのなかで、オフの主役となりそうなのが「メジャー帰りの日本人選手」たち。

メジャーに行くほどの選手だけに能力、人気も飛び抜けた存在ばかりだが、なかでも最大の目玉はやはり、目下、浪人中の松井秀喜(38)だろう。先週号の特集でも取り上げたように、複数の球団が松井へのアプローチを開始している。
「具体的に動いているのは、楽天とDeNA。すでに星野仙一監督や中畑清監督が、"日本に戻る気があるなら、ぜひ、わがチームに来てくれ。君の力が必要だ"と、熱いメッセージを送り続けています」(球団関係者)

特にDeNAは、池田純球団社長が予算度外視で、松井獲得を目指す方針を立てているという。
「次代の主軸・筒香嘉智の勉強になる、という具体的な狙いもあるようです」(前同)

また、監督就任祝いに駆けつけるなど、松井が中畑監督と深い師弟関係にあることもプラス材料だ。一時、松井獲得に最も熱心といわれていた阪神は、「松井の関係者によると、直接的なオファーが来たことは一度もないとか。おそらく、メディア向けの話題作りだったものと思われます」(スポーツ紙デスク)

結局、松井獲りで先行しているのは、DeNAと楽天の2球団。しかし、松井復帰の場合の「受け皿」として最も可能性が高いといわれているのが、古巣の巨人である。
「巨人としては生え抜きの松井を、楽天やDeNAに奪われたらシャレにならない。万が一に備えて、巨人は万全の受け入れ態勢を整え、他球団に流出しないように神経を尖らせているそうです」(前同)

巨人が狙っているもう一人の超大物が、現在、ヤンキースでプレーしているイチロー(39)。
「イチローは松井より年齢が一つ上です。ヤンキースをお払い箱になった場合、肩の衰えも見えるイチローをメジャーの強豪チームが獲る可能性は低い。そこで、日本の球団にもチャンスが出てきます。ただし、メジャーの中堅、下位チームとの競合になるので、相当の資金力が必要と考えられます」(同)

イチローが帰って来るとなれば、名乗りを上げそうなチームとしては巨人以外に、出身地・名古屋の中日、古巣・オリックスなどが考えられるが、
「イチローを本気で獲得するためには、最低でも年俸4~5億円を払う必要がある。現実的に獲得が可能なのは、巨人ぐらいでしょう」(同)

唯一、巨人と並ぶ資金力を持つのは阪神だが、松井やイチローのような「来るのか来ないのかがわらない選手」(同)に、かまけている余裕はない。なにしろ、今季限りで、ベテランの城島健司、金本知憲が引退。ブラゼルをクビにして、藤川球児はメジャーへ行ってしまう。鳥谷敬もメジャー挑戦の意向を持っており、気がつけば主力選手の少ない危機的状況なのだ。
「チームを一から立て直さなければならない必要に迫られているわけです。さしあたっては、金本の代わりに4番を打てる外野手が喉から手が出るほど欲しいようです」(同)

そこで、いち早く声をかけ始めたのが、ヤンキース傘下の3Aスクラントンから自由契約になった福留孝介(35)。地元メディアに「メジャーにふさわしくない8人の選手」の一人に選ばれてしまった福留だが、「走攻守、三拍子揃った実力十分な選手です。メジャーではチャンスに恵まれなかっただけ」(大リーグ研究家の福島良一氏)

福留を狙っているのは阪神だけではない。古巣の中日は、常に阪神の動きを警戒している。坂井球団社長自らが「関心があるので接触する」と明言。髙木監督の「(帰ってくれば)戦力になる」と呼応している形だ。

こうした流れのなかで、同球団の白井オーナーは「阪神は(福留獲りに)本気でないようだ」と、牽制球を投げた。
「あの発言には、阪神だけでなく、競合相手といわれるDeNAや楽天にもクギを刺す意図が隠されているものと思われます。また、"戻るなら古巣が一番。お前のことを本気で考えているのはウチだけだ"という、福留に対するメッセージだとも想像できます」(前出・デスク)

これに対して、9月27日、阪神の中村GMは福留獲得に消極的であるかのような談話を発表しているが、これが"ブラフ"である可能性も考えられる。
「結局、阪神、中日とも、年俸の吊り上げ合戦だけは避けたいと、腹の探り合いをしている。阪神が4~5億円出すとも報じられましたが、それはちょっと高すぎるように感じます」(前同)

この一件、陰に陽に相手を出し抜こうとする"インテリジェンス戦"の様相を呈しているようだ。鳥谷が抜けた場合、その穴埋めに阪神が狙っているのは、ツインズを自由契約になった西岡剛(28)だ。
「メジャーではショートの守備力が高い評価を得られませんでしたが、28歳と鳥谷より若いのは魅力。ロッテに在籍していた一昨年は首位打者です。"ロッテ時代の西岡"を見ていれば、獲得に動くのは当然でしょう」(前出・福島氏)

10月18日公開のvol.2に続く・・・。

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