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知将 野村と名将 落合「WBCの結末を予言していた!」 vol.1

[週刊大衆4月1日号]

過去2大会に比べて、戦力的に見劣りするといわれた侍ジャパン。予選ラウンドでも野球ファンをやきもきさせたが、見事に準決勝進出を決めて米国入り。なんとか前回・前々回王者の面目を保った。

山本浩二監督(66)率いる28名のサムライたちの熱き闘いは、改めてファンに野球の醍醐味を味わわせてくれたが、彼らの闘いぶりを、球界を代表する名将・野村克也氏(77)と、落合博満氏(59)はどう見ているのか?

さっそく、その発言を拾ってみよう。
今回、侍ジャパンの"流れを変えた"一戦とされるのが、3月8日の台湾戦。
息詰まるシーソーゲームを制し、日本代表が延長10回を4対3で辛くも逃げ切った、あの試合だ。
「実は、台湾戦の翌日9日に、横浜で落合氏の講演会があったんですが、聴衆の期待に反して、氏はWBCについて、突き放した物の言い方をしていました。"WBC? 何が面白くてそんなの観てるの? オレは観てないんだから。昨日の試合についてしゃべれといわれても困るんだ"と、皮肉っぽくチクチクやってましたね(笑)」(スポーツジャーナリスト)

だが、無関心を装いながらも、試合経過はしっかりチェックするのが"オレ流"のようで、講演会では次のような発言も飛び出した。
「ちょうどそのとき、飯食ってましたから。で、どうなってる? というと、"8回裏に台湾が1点取って、3対2で台湾がリードしてます"と。ウーン、これでもし負けるようなことがあったら、アメリカに行けねぇな、という話はしてた。ただし、9回で追いついたら日本が勝つよって。"なんでですか?"と聞くから王建民が全部抑えて、あと1人か2人、きちんとしたピッチャーがいれば逃げ切るんだろうけど、そんなに力のあるピッチャーは揃ってないからってね」

そう情勢分析したうえで、落合氏はこう続けた。
「だから、そこが分岐点じゃないのかな。で、今日の朝、ここに来る前に新聞を見たら、あ~、やっぱりなと。野球って、そういうもんじゃないの? だって、日本の後ろから行くピッチャーは、誰を使っても、それなりに抑えますよ」

試合は落合氏の予想どおりの展開。9回表に井端弘和の同点タイムリーで追いついた日本は10回表、中田翔の犠牲フライで勝ち越し。そのまま1点差を守り切ったが、日本と台湾の投手陣の層の厚さの違いに注目していた落合氏の炯眼は、さすがというしかない。

一方の野村氏は、WBC本大会が始まって以降、辛口のコメントを連発し続けている。
3月4日に行なわれた、野村氏の日体大客員教授就任の記者会見でも、1次ラウンドでブラジル戦、中国戦と2連勝を飾った侍ジャパンについて聞かれ、「正直、イライラして見ていますよ。優位に進められた試合を2試合とも苦戦でしょ? 安心して見ていられるようなスムーズな試合をやってくれないかな」と、ダメ出しするのを忘れなかった。

WBCに対してクールな姿勢を崩さない落合氏と、ボヤキっぱなしの野村氏。
一見、対照的に見えるが、「名選手にして名監督、独自の野球理論を持っている2人には共通点が多いんです。歯に衣着せぬ物言いも一緒ですね(笑)」(スポーツ紙デスク)

さらに、2人ともWBCに対して深い因縁があるのも共通している。
「落合氏は、昨秋、渡辺恒雄読売巨人軍会長に"WBCの監督は、落合君しかいない"といわれながら"絶対にやりません。永遠にやりません"と固辞して話題になった。ただ、あの話も落合氏にいわせると"オレはダミーに使われただけ。水面下ですでに監督は内定していたはずだ"ということになるんですがね」(前同)

一方の野村氏は、「ノムさんは、内心ではWBC監督に意欲満々。正式に就任要請があれば受ける気でいたものの、結局、お呼びがかからなかった。それだけに、山本浩二監督に対する評価は厳しくなりがちなんですよ」(同)

野村氏は、監督候補に名前が挙がった頃から、山本監督に対して一貫して否定的だった。
「山本監督が代表監督に就任した直後にも、"WBC3連覇は常識的に無理"とバッサリ。それを伝え聞いた山本監督が"ノムさんか……激励ありがとうございます!"と苦笑しながら、大人の対応をしていたのが印象的でした(笑)」(夕刊紙記者)

また、2月に行なわれたイベントの記者会見では、「なんで山本浩二なの? 実績も、キャリアも、実力もないのに」と、「そこまでいう?」といいたくなるほどボロクソにいったあと、返す刀で、第1回WBC監督選択会議の思い出話も披露。
「流れとして、僕にやらせるのが一番いいとなったんだが、コミッショナーがやらせたくない雰囲気でね。それを悟ってトイレに立ったら、王が"ノムさん、やらないんでしょ?"といってきて。あのとき"俺がやる"っていえばよかったよ……」と、ボヤいてみせた。

3月26日公開のvol.2に続く・・・。

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