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WBC侍ジャパン「宿敵韓国撃破シナリオ」 vol.1

[週刊大衆3月18日号]

いよいよ始まった第3回WBC。現在、山本浩二監督率いる侍ジャパンは、福岡を舞台に、1次ラウンドの戦いの真っ最中だが、「本当の戦い」は、東京での2次ラウンドからになる。

ここで、まさかの1次ラウンド敗退がなければ、日本の「最大の敵」として立ち塞がるはずなのが、第1回、第2回大会で日本を苦しめ続けた"宿命のライバル"韓国代表チームだ。

過去の2大会における、日韓の対戦成績は4勝4敗と、まさに互角。
韓国はWBCで通算12勝4敗、つまり、日本以外のチームには無敗。日本も、第1回大会でアメリカに1敗した以外、負けはすべて韓国戦。お互いに、優勝のためには、どうしても倒さなければならない「目の上のタンコブ」同士なのだ。
「日韓戦は、常にライバル意識を剥き出しにした激しい戦いになります。第1回大会で、イチローが発した"(韓国に)向こう30年は、日本には勝てないと思わせないといけない"という発言が、韓国をヒートアップさせた経緯もあります」(スポーツ紙デスク)

実際、お互いが死力を尽くした戦いは、白熱の名勝負の連続となった。

なかでも、日本の野球ファンの脳裏に強烈に焼きついているのは、前回大会の決勝戦。延長10回表、イチローが韓国の守護神・林昌勇から勝ち越しの2点タイムリーを放ち、その裏の韓国の攻撃をダルビッシュ有が抑えきって、連覇の栄冠を掴んだ試合だ。

当然、今大会においても大熱戦が予想されるが、実は、今回の韓国代表には、投打ともに不安がつきまとっているという。
「韓国代表の投の主力として、日本を苦しめてきた奉重根、金廣鉉、柳賢振の左腕3人が、故障などで揃って代表入りを辞退。さらに、主軸打者の秋信 守がオフの移籍を理由に代表から外れたことで、韓国国内でも"これまでの代表に比べ、大幅な戦力低下は免れない"という声が噴出したほどです」(前同)

しかし、勝負は水物。26年前から韓国野球を取材するなど、韓国野球に詳しいスポーツライターの木村公一氏は、「今回の韓国代表を侮ってはいけない」と、楽観論を一蹴する。
「むしろ、国際大会の経験が豊富な選手を慎重に選んで、勝ちにこだわった手堅い人選をした、と解釈したほうがいいと思います。実際、国際大会では経験値がものをいいますからね」

さらに、これまでの韓国代表は、打線の破壊力が凄まじいイメージがあったが、木村氏は続けていう。
「あえていうなら、今回の韓国代表は"投高打低"のチームです。その点では、今回の日本代表とよく似ているかもしれません。しかし、日本とは決定的に違う点があります。それは、信頼できる"抑え投手"がいることです」

韓国の抑えは、150キロ超の快速球が武器の本格派・呉昇桓と、変則アンダーハンドの鄭大炫の2人。
「短期決戦なので、おそらく、この2人に終盤の7~9回を任せることになるでしょう」(木村氏)

ポイントは先発陣。彼らが、しっかりしたゲームメイクをできれば、大崩れはなさそうだ。

「韓国プロ野球の伝え手」として活躍するジャーナリストの室井昌也氏は、次のようにいう。
「信頼できる先発投手は、右の尹錫珉と左の張ウォン三。2人の信頼度は、日本代表におけるマー君とマエケンのようなものです。また、中継ぎ、抑えに関しては、韓国球界関係者が"スペシャリストだ"というほどのメンバーを揃えています」

尹錫珉は前回大会で、準決勝のベネズエラ戦に先発し、バリバリのメジャーリーガーを相手に6回3分の1を2失点に抑え、勝ち投手になった。

速球と高速スライダーを武器に、11年には最多勝など投手四冠を獲得し、MVPにも輝いた実績を誇る右腕だ。

張ウォン三は昨季の最多勝投手。低めへの制球力に優れ、カーブとチェンジアップで打者のタイミングを外すのが得意な技巧派左腕。日本代表が苦手とするタイプなので、注意が必要だ。

3月13日公開のvol.2に続く・・・。

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