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衝撃スクープ第64代横綱 曙「盟友貴乃花への遺言状」 vol.2

[週刊大衆2月18日号]

――そして、いよいよ話は佳境に――。曙が貴乃花親方に伝えたいメッセージとはなんなのだろうか。

その貴乃花親方と曙、土俵の対戦成績は25勝25敗とまったくの互角だが、初めの頃は、曙が勝ち星で圧倒していた。93年初場所の成績により、親方は大関へ、曙は横綱へ"ダブル昇進"を遂げた。その初場所千秋楽の結びの一番で、曙は貴乃花(当時は関脇・貴花田)を下して3回目の優勝を果たしている。
「改めて昔の映像を見ると、(計50回の対戦すべて)同じ取り口。俺がまず一気に寄って貴乃花さんが盛り返す……。この前、自分が勝って横綱昇進を決めた貴乃花さんとの一番を見て、思わず感動したもんね。"俺は、こんなに強かったのか!"って(笑)。しかも、そのあと貴乃花さんは何回優勝しても、なかなか横綱になれなかった(編集部注・通算7回目の優勝で横綱昇進)。当時の昇進の厳しさは、いまでは考えられないほどだけど、曙を倒さないと横綱になれないという空気があったのかもしれないね。お互い引退して、一時期それぞれ親方だった時代には一緒に飲みに行ったこともあったよ。俺が相撲界を離れてから、会うことはなくなったけどね。ただね、ライバルというのは、話さなくても気持ちは繋がっているものなんだよ。特に横綱という特別な地位にいた者には、その人間しかわからないものがある。同じように膝を痛めて休場したり、しんどい経験もしているから余計にね」

――昨年の3月場所の前、貴乃花親方は場所のPRのため、なんばグランド花月で吉本新喜劇の舞台に立った。一方、曙も昨年の5月、同じ舞台に上がっている。
「春はあけぼの……というじゃない(笑)。今年、大阪で俺がデスマッチすることになったのも何かの縁だし、去年、貴乃花さんと俺が舞台に上がったのもそう。だからそのときにも、吉本の担当者に話したんだよ。"俺も大阪場所のPRに役立てることがあったら、来年いつでも呼んでください、ぜひ協力します"と。(同期でライバルだった)貴乃花さんのためなら、いつでも喜んで力を貸す気持ちでいっぱいだよ。こういったら貴乃花さんに失礼かもしれないけど、彼は相撲界のために生まれてきたような存在。生まれたときから運命づけられていたんだ。それだけ責任は重いんだけど、ずっと、それをちゃんと果たしているところが、本当に立派だと思うよ。俺は(相撲)協会も、もう世代交代の時期にきていると思う。これからは間違いなく貴乃花さんが協会を引っ張っていく時代になる。うん、そうならなくちゃならないんだよ」

※※リベンジに燃える"電流爆破男"大仁田厚からの挑戦を受け、死を覚悟した元横綱が、かつてのライバルに寄せた「遺言」。土俵の上で火花を散らした2人の間には、いまも強く、固い絆がある――。

2月13日公開のvol.3に続く・・・。

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