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名将 野村克也「プロ野球界メッタ斬り」最新ボヤキ録 vol.1

[週刊大衆1月7日・14日合併号]

ユニフォームを脱いで、早3年。"ノムさん"こと野村克也・楽天名誉監督(77)が12年12月10日、「ニッポン放送ショウアップナイターカンファレンス2013」にゲスト出演し、舌鋒鋭く日本球界をバッタバッタと斬りまくった。

その小気味よい怪気炎とともに、球界の動静を振り返ってみよう。

まずは、誰もが気になる第3回WBC。
「3連覇は可能か?」と尋ねられたノムさんは、「無理ですよ。常識的には無理」とバッサリ。

その理由として、指揮官が山本浩二監督であることを挙げ、「外野手出身の名監督は、誰もいない。かろうじて私の後を継いだ若松(勉・元ヤクルト監督)くらい。キャッチャー(出身)が一番、確率がよかった」と付け加えたのだ。

当日に、ノムさんとのトークショーの聞き手を務めた野球解説者の江本孟紀氏はいう。
「ノムさんだけじゃなく、同世代の球界OBには、こういう考え方をする人が多い。つまり、キャッチャーが一番。ポジションを分けて考えると、ピッチャー出身はワガママが多いからダメ、外野手出身にも監督として成功した奴はいない。ハナから、そう思い込んでいるんです」

もちろん、「キャッチャーが一番」という発言の裏には、「監督としては自分が最も優れている」という自負すら見え隠れする。実は、今回のWBC日本代表監督に、誰よりも就任したがっていたのはノムさん自身なのだ。

それを踏まえ、自分が監督候補にすら挙がらなかったことをボヤきつつ、「ひがんでいってるんだけど、やる、やらんは別として、(オレの)名前くらい出てもいいと思う」と苦言を呈した。

ただ、「外野手出身の監督はダメ」とはいうものの、12年、就任1年目でパ・リーグを制した日本ハム・栗山英樹監督は外野手。しかも、自分が指揮を執ったときのヤクルトの看板選手だったはず。

ところがノムさんは、その偉業を讃えるどころか、「長い間、監督生活をやっていて、ポッと1年目(の監督)に優勝されると惨めになる。オレ、何やってきたんだろう、と……。しかも、栗山ごときが。野球界はダメになるよ。(監督の)器ってのがある。アレ、器ですか。プロ野球のイメージダウン」と、優勝監督をボロクソにこき下ろしたのだ。
「実はノムさんは、栗山監督が嫌いなんです。もともと、ノムさんには学歴コンプレックスがある。栗山監督は国立大学出身ですから、とにかく褒めたくないというのが本音でしょう」(スポーツ紙デスク)

実は、栗山監督は現役時代、野村監督就任1年目の90年に定位置を奪われ、結局、そのシーズン限りで、体調不良を理由に引退している。

その裏には、ノムさんとの軋轢が存在したという話も出たほどで、「師弟関係」と呼べるほどの深い繋がりはないのだ。

栗山監督自身も、「野村の教え」が監督業に役立っている、などという発言はしていない。ノムさんにしてみれば、いろんな意味で「面白くない」のだろう。

返す刀でノムさんは、大逆転で日本ハム入団を決めた花巻東高・大谷翔平投手にも喝を入れた。大谷はドラフト前に「メジャー挑戦」を公言しながら、ドラフトで日本ハムから1位指名を受けた。そして、このノムさん発言の前日の12月9日に、栗山監督に口説き落とされる形で入団を表明したが、ノムさんは、「18歳の若造が、伝統ある日本のプロ野球をナメている。何がメジャーだ。いい加減にせい、と腹立ってしょうがない」と怒ったのだ。

ノムさんは近年、日本球界のスターが次々渡米し、国内がスター不足になってしまう現状を嘆いていた。

先の発言が、そうした"日本プロ野球愛"から出た言葉だった。そのことは、それより10日ほど前に、「大谷は、日本の野球界の発展のために尽力してほしい。ああいう人は、何がなんでもアメリカにやっちゃいけない。まだ18歳。慌てることはない。しっかり日本で本物の野球を経験してからでも、(メジャー行きは)遅くはない」と、エールを送っていることからも明らかだ。

一方、"大谷騒動"でも、なんのアクションも起こさなかった加藤良三コミッショナーについては、「リーダーがしっかりしないと。銀座のビルの上でボーッと眺めてるんじゃなくて。なんで出てこないの?」と苛立ちを隠そうともせず、さらに続けて、「あんなコミッショナーなら、オレでもできる」と、大暴走した。

1月1日公開のvol.2に続く・・・。

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