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メジャーリーグ 旬 NEWS from USA 26th 松井秀はなぜ伝説になった? vol.1

[週刊大衆11月05日号]

ポストシーズンの激闘が続くメジャーリーグ。イチロー(39)と黒田博樹(37)の所属するヤンキースも激しい戦いを繰り広げた。

サムライ選手2人の活躍は、NYのファンには深く印象づけられたはずだ。
オリオールズとの地区シリーズでは、イチローが第1戦で5打数2安打2打点。第2戦では、チームは敗れたものの「世紀のスライディング」(米スポーツ専門局『ESPN』)で、全世界を沸かせた。

走者・イチローが、捕手のタッチを2度もかわして見事にホームに生還し、先制点を奪ったのだ。イチローが本塁の約2メートル手前にいる時点で、すでに捕手にボールが届いていた。誰もが完全にアウトと思った瞬間、イチローは減速して体を右によじらせてタッチをかわす。一瞬にらみ合う間のあと、またもタッチを避け、右手をベースに差し込んだ。

「信じられないプレーだ。相手の中継は素晴らしく、野手の肩が強いのもわかっていた。なぜ捕手を回り込むことができたんだ」とジラルディ監督は驚いたが、メディアも絶賛の見出しを並べた。

人間離れした動きをする米映画『マトリックス』の主人公にたとえた「マトリックス・ムーブ」(『USAトゥデー』)、さらに「ニンジャ(忍者)」(『デイリー・ニューズ』)と命名したメディアも現われた。

そして、2勝2敗で迎えた13日の最終第5戦でもタイムリーを放ち、価値ある追加点を叩き出した。

黒田も負けていない。11日の第3戦、延長12回のヤ軍のサヨナラ勝ちを引き出したのは、紛れもなく黒田の粘投だった。

9回1死まで5安打2失点。「粘り強く投げていれば、ヤンキースタジアムではいい流れになる」と味方の打線を信じ、イバネスの奇跡的な9回の代打同点弾と、延長12回のサヨナラ弾を呼び込んだ。

タイガースとのリーグ優勝決定戦でも、この2人は大活躍。

イチローは第1戦で6打数4安打2打点。0-4とリードされて敗色濃厚な9回裏に起死回生の2ランを放ち、後続のイバネスの2ランで一度は同点に追いつく劇的な展開を演出してみせた。しかし結局、延長12回でヤ軍は敗れてしまい、主将のジーターも足首骨折の負傷。

絶体絶命の第2戦に先発したのが、黒田だった。この大舞台でも、その安定感は揺るがず、タ軍の超強力打線を相手に6回まで無失点。7回に1点、8回に2点を失い、味方打線の援護なく、0-3の敗戦投手にこそなったが、ファンは黒田の投球に惜しみない賛辞を送った。

このア・ナ両リーグの優勝決定シリーズを経て、25日から始まるのが、世界一決定戦として名高いワールドシリーズだ。

すべてのプレーヤーが憧れる大舞台だが、「ヤンキースのワールドシリーズMVP選手といえば?」と尋ねると、松井秀喜(38)の名を挙げるファンが圧倒的に多い。

それほどインパクトの強い、メジャーの歴史に刻まれるワンマンショーを、松井は魅せたのだった。

11月03日公開のvol.2に続く・・・。

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