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特別企画日本プロ野球「怪物ドラ1」9人の軌跡 vol.9  田中将大

[週刊大衆11月12日号]

田中将大

88年11月1日生れ。兵庫県生まれ。甲子園では駒大苫小牧のエースとして活躍。06年のドラフトで楽天入り。

06年夏の甲子園は「田中将大の大会」になるはずだった。史上初の「3連覇」にリーチをかけ、予想通りの快進撃。栄冠はあと一歩のところまできていた。

しかし、ここに思いもかけぬライバルが出現する。早稲田実業の「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹だ。

「決勝戦で引き分け再試合」という高校野球史上に残る激闘の末、栄冠を手にしたのは早実。田中はあと一歩で主役になり損ねてしまった。

4球団競合から田中の獲得に成功したのは楽天。

斎藤への「ライバル心」を心に秘め、一足早くプロの世界に入った田中は、入団1年目からローテーション入りを果たす。

当時の野村克也監督が「マーくん、神の子、不思議な子」ともらしたように、田中は、打たれても、なぜか負け投手にならない、不思議な「運」を持ち合わせていた。

もちろん、「運」だけではない。直球も変化球も、高卒ルーキーとは思えない威力を持ち合わせていた。

11勝で新人王を獲得、その後、日本ハムから移籍した佐藤義則コーチのもとで、球に磨きをかけ、田中は一段と成長していく。

かつてのライバル斎藤のプロ初年度だった11年、田中は19勝5敗、防御率1・27、勝率7割9分2厘の数字で、沢村賞を獲得し、ベストナイン、ゴールデングラブ賞と投手のタイトルを総ナメにした。

いまや、田中を「ハンカチ世代」と呼ぶものは、誰一人いない。

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