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連載直前スペシャル!“負の連鎖”にハマった天才が胸中を激白!(前編)

■秋のGⅠシリーズを前に“負の連鎖”にハマった天才が胸中を激白!(前編)

~秋緒戦で見事に重賞を勝ち、”復活の狼煙”を上げた武豊。
一昨年の大事故以降、不調に苦しんだ名手が本音を語る!~


「強い馬が強い勝ち方をするのが競馬の醍醐味」


そう胸を張る武豊の隣りには、いつも心強いパートナーがいた。


スーパークリーク、オグリキャップ、エアグルーヴ、メジロマックイーン、スペシャルウィーク、サイレンススズカ、そして、ディープインパクト……。


デビューした1987年以降、日本の競馬の歴史は、常に武豊とともにあったといっても過言ではない。


その武豊が苦しんでいる……


ように見える。

 

── 2012年の競馬も3分の2が終わり、数字だけを抜き出すと、勝利数が44。
重賞勝ちはトレイルブレイザーでの京都記念と先日のセントウルSの2勝です(9月9日現在)。


武豊 う~ん。どういっていいのか、うまい言葉が見つからないんですが。
もたついてますよね(苦笑)。
ベストを尽くしてやっているんだけど、なかなか大きな結果が出ないというか。
そこは否定できません。


── 一昨年3月に起きた落馬骨折(腰椎と左鎖骨骨折)で4カ月休んだことが、思
っていた以上に影響しているんでしょうか。


武豊 いま思うとですが、もっと思い切って休んでもよかったかなというのはありますね。
復帰はしたけど100%じゃなかったですから。
ちょっと無理をしたぶん、思うような結果が残せなくて……。

そうなると周りも、いい馬に乗せても勝てないんじゃないかと思うようになりますから。
次第にいい馬が回ってきづらくなった部分があったのは事実です。
最初は小さかったズレがどんどん大きくなっていって、気がついたら負のスパイラルの真っただ中に嵌まり込んでいた感じです。


── 01年の左手首、02年の骨盤、08年の右尺骨と、それまで三度、大きな事故で骨折していますが、その都度、驚異の回復力で復帰されていたので、怪我の状態がよくないんだろうなとは思っていたんですが……。


武豊 いま考えると、この程度で済んでよかったと思うほどの大事故でしたからね。
ただ、10歳で乗馬を始めてから4カ月も馬に乗っていないのは初めてですから、もう、早く乗りたくて、乗りたくて、夢にまで馬が出てきたほどです(笑)。


── 騎手の性ですね。


武豊 騎手はみんな、そうですよ。ちょっとの無理で乗れるなら、やっぱり乗りたい。
土日に病院や自宅でレースを見るのは、精神的にキツいものがあります。


── いま、コンディションは100%ですか?


武豊 120%です(笑)。


── ということは、いまの成績にイライラしたり、こんなはずじゃないと思ったりもしますよね。


武豊 焦ったり、精神的にドン底まで落ち込んでいるということはないけど、やっぱりね、こんなはずじゃないというのはあります。
ありますけど、そう思っているだけじゃ一歩も前に進まないので、とにかく前を向いていようと。
いまは、確実にひとつずつですね。

連載直前スペシャル!“負の連鎖”にハマった天才が胸中を激白!(前編)

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