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まだまだ奥があるトーセンラー

 今週はうれしい報告からです。2月10日、京都競馬場で行なわれたGⅡ「京都記念」。このコラムで紹介したトーセンラー(牡5)が見事な走りで2つ目の重賞勝ち。完全復活の狼煙を上げることができました。
 

 僕自身、昨年のトレイルブレイザーに続き、このレースを連覇できたことは誇りに思うし、岡部(幸雄)さんの記録にあと1と迫った、27年連続重賞勝利も胸を張れる数字です。しかしそれ以上にディープインパクト産駒のトーセンラーとともに、関係者、ファンの期待に応えることができたことが至上の喜びです。
 それでは、レースを振り返ってみましょう。
 8枠11番からスタートした僕とトーセンラーは、道中、中団の後方で折り合いをつけることに専念していました。休み明け初戦で体調はどうか? 2年前のデビュー戦で輝きを放った力は衰えていないのか? 父ディープ譲りの闘志はいまも健在か・・・ひとつひとつ確かめながら、手探りでレースを進めていたのです。
 レースが動いたのは中盤でした。「このままスローで流れるのはちょっと嫌だな」と思ったそのとき、ショウナンマイティが掛かり気味に前に進出。そのおかげでペースが早くなり、思った以上に楽に進めることができたのです。
「勝てる!」
 勝利を確信したのは直線の半ばでした。
 約2年ぶりのコンビ復活でしたが、乗り味のよさは当時のまま。走りっぷりはさらにスケールアップしていました。

★エピセアロームも楽しみな一頭です

 乗った感触としては、まだ、もうひとつ奥にギアを隠している感じ。昨年は新潟、福島、小倉といったローカルの重賞路線を中心に戦っていましたが、馬自身が、「今年はちょっと違うぞ」と、主張しているような見事な走りでした。この先もチャンスをいただけるようなら、今年は、トーセンラーと一緒に大きな勲章を目指したいと思います。
 そして、このトーセンラーと同じく、今年、大きな期待を寄せている一頭……エピセアローム(牝4)が、今週末、京都から阪神に舞台を移して行なわれるGⅢ「阪急杯」(芝1400m)に登場します。
 昨年9月9日のGⅡ「セントウルS」(芝1200m)で、世界のトップホースとなったロードカナロアを完封した脚は、未知の輝きに溢れていました。
 続く、GⅠ「スプリンターズS」(芝1200m)は、勝負どころの4コーナーで、そのロードカナロア、カレンチャンにアッという間においていかれましたが、諦めず最後まで前との差を詰め、4着に食い込んだことは称賛に値します。
 年が明けて、充実の4歳となった今年、エピセアロームがどんな競馬を見せてくれるか。ファンの方はもちろんでしょうが、僕自身が楽しみにします。
 ここで結果を残して、次は春最大の目標である3・24「高松宮記念」へ。チャンスをくれた石坂正先生と、GⅠの表彰台に並びたいと思います。期待していてください。

まだまだ奥があるトーセンラー

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