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馬の特性を掴み大胆な作戦で勝利

 弥生3月。今週から競馬カレンダーも月が変わり、いよいよ、クラシックの足音が聞こえる本格的な競馬シーズンの到来です。
 今週末に予定されている東西のメインレースは、2日、西の阪神で桜花賞TRのGⅢ「チューリップ賞」(芝1600m)。3日、東の中山で皐月賞TRのGⅡ「弥生賞」(芝2000m)と、どちらも僕らジョッキーにとって、期待に胸を膨らませるレースが待ち受けています。
 さあ、今週は何をポイントにして勝負師の作法を紹介していこうかと、両レースの記憶を遡っていったところ  。
 自分でいうのもなんですが、
 

驚くほどいい馬に乗せていただき、たくさんの勝利を挙げていることに気がつきました。
「チューリップ賞」はオープン特別だった頃を入れると、88年のシヨノロマン、93年のベガ、06年のアドマイヤキッス。
「弥生賞」は96年ダンスインザダーク、97年ランニングゲイル、98年スペシャルウィークと3連覇。
 さらに、05年ディープインパクト、06年アドマイヤムーン、07年アドマイヤオーラで、またしても3連覇。10年にはヴィクトワールピサで勝利し、計7度もこのレースを制しています。
 どの馬もクラシックはもちろん、古馬になっても活躍した超一流馬ばかりですが、いまも会心のレースとして鮮やかに残っているのは、97年、ランニングゲイルをパートナーに挑んだ第34回「弥生賞」です。
 このレースに臨むに当たって、僕は大胆な作戦を取ろうと決めていました。

◆早すぎる仕掛け思い描いたとおり

 一瞬の末脚勝負になったら負けるかもしれないけど、いい脚を長く使える展開に持ち込んだら、負けない  考えに考え抜いた末の決断であり、パートナーの力を信じた、揺るぎない自信でもありました。
 道中は後方で待機。3コーナー過ぎから一気にまくり、4コーナー手前で先頭に。「早すぎる!」と声を上げた人もいたと思いますが、すべては思い描いたとおりの展開でした。
 ちなみにこの日は、デビュー2日目で阪神の「マイラーズカップ」に参戦した弟の幸四郎が、11番人気のオースミタイクーンで重賞初制覇。このレースを見ながら、思わず、「ウソやろ?」と呟いたことを覚えています(笑)。
 今週は、28日、ファリダットに騎乗するためドバイへ。レース後、すぐに戻って、「チューリップ賞」はクロフネサプライズに騎乗。翌日は中山で、キズナをパートナーに8度目の「弥生賞」制覇を狙います。
 なかでもキズナは、僕が素質に惚れ込んだパートナーです。前走、「ラジオNIKKEI杯」は3着に敗れましたが、彼の力はあんなものではありません。
 皐月賞、ダービーと続くクラシック路線に乗せるために、ここはなんとしても権利を取らなければいけないレースになります。
 内容も大事ですが、まずは結果。細心、かつ大胆なレースをしますので、ぜひ注目してください。

馬の特性を掴み大胆な作戦で勝利

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