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競馬復活のためにはコツコツと……

 キズナとのコンビで、5度目のダービー・ジョッキーに輝いた5月26日の第80回日本ダービー。
 徹夜で並んでくれたファンの数は前年比159・8%の2870人。当日、競馬場に足を運んでくれた人の数は同121・1%アップの13万9806人。売上も同104・5%アップの237億1771万4300円と、久しぶりに熱気溢れる中で、最高のパフォーマンスをお見せすることができました。
 しかしです。入場者数の過去最高は、90年、アイネスフウジンが優勝した第57回大会の19万6571人。売上げは、94年、ナリタブライアンが勝った第61回大会の567億8692万400円が頂点。
 57回はハクタイセイ(5着)、61回はフジノマッケンオー(4着)で参戦し、スタンドの熱狂ぶりを覚えている僕としては、やはり、う~んという感じです。
 

 それでも、中央競馬に所属している僕らは、賞金面でも、環境面でも、恵まれています。地方競馬は一部を除くと、どこも青息吐息。
 00年に入ってからでも、大分の中津競馬場、新潟競馬場と三条競馬場、山形のかみのやま競馬場、栃木の足利競馬場と宇都宮競馬場、群馬の高崎競馬場と、7つの競馬場が廃止に追い込まれています。
 地方自治体が管理・運営する公営競馬である以上、赤字をそのままにするわけにはいかない……というのもわかりますし、関係者の努力が足りないといわれると返す言葉もありませんが、競馬場に人が溢れ、外れ馬券が舞っていたときはチヤホヤし、人がいなくなった途端、手のひらを返すというのは、ちょっと、どうかなと思います。
 できることはなんでもやる  個人的には、騎乗依頼があれば、どこへでも飛んでいくし、サイン会、トークショーはもちろん、騎手会としては、ばんえい競馬タッグを組み、『JRAジョッキーDay』と銘打ち、毎年、エキシビジョン競走を開催しています。
 祐一(福永騎手)が、毎年、その開催を心待ちにしている高知競馬の『福永洋一記念』は、不運な落馬事故でいまも療養を続けておられる洋一さんが、年に一度、ファンの前に出てこられる、本当に心温まる素晴らしいイベントです。
 できることから、コツコツと。競馬復活を信じて、みんなで努力していくしかありません。それにしても、レース以外のことで、あーでもない、こーでもないと考えるのは、僕もそれなりに年を重ねてきたということでしょうか(笑)。
 今週、6月26日は、大井競馬場を舞台に「帝王賞」が行なわれます。僕のパートナーは、ワンダーアキュート(牡7)。オーナーの指名に応え、最高のレースをお見せするつもりです。
 発走時刻は、20時10分。大井の名物、トゥインクル(夜間)で行なわれるこのレースは、見る人にとっても、乗る僕らにとっても、楽しさでいっぱい。
 家族で、仲間と誘い合わせて、ぜひ、大井競馬に足を運んでください。

競馬復活のためにはコツコツと……

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