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縁のある土地で栄冠を目指します

 日本最大の馬産地は北海道です。サラブレッドの約8割はこの北の大地で生まれ、2歳まで、競走馬としての基礎を身につけます。
 引退した名馬たちが残りの馬生を過ごすのもこの北海道で、夏になると数多くの競馬ファンが、「あの馬にもう一度会いたい」と、牧場を訪れます。僕自身も北海道に行くときは、かつてのパートナーの顔を見るために牧場を訪ね、束の間、思い出に浸ったりします。
 ところが  この北海道で行われる重賞競走は、函館競馬場でGⅢが3つ、札幌競馬場でGⅡが1つと、GⅢが4つ(今年は札幌競馬場改修のため、すべて函館競馬場で施行)。GⅠ競走は行われません。
 

 いたずらにGⅠを増やせばいいというものではありませんが、日本最大の馬産地でGⅠがないのを寂しく思うのは、きっと僕だけではないと思います。
 北海道にGⅠレースを!みんなの声が一つになれば、JRAを動かすことも可能です。ぜひ、みなさんも声を上げてください。
 今週末、7月14日には、この北海道で、数少ない重賞のひとつ、GⅢ「函館記念」(芝2000㍍)が行われます。父・邦彦の生まれ故郷で、親戚もたくさんいる函館は、割といいイメージがあるのですが、なぜかこの「函館記念」の印象は薄くて。
 いつもなら、当日の天候から馬場状態、レース内容までパッと頭に浮かんでくるのに、なぜか記憶回路がうまく?がりません。
 はこだてきねん?
 う~ん、何がいたかな。あっ、そうだ。ファインモーションがいました。彼女は乗りやすい上にスケールの大きな馬で「いったい、どこまで強くなるんやろう」と思った女の子でした。

 最終的には1・1倍になりましたが、直前まで1・0倍だった「秋華賞」での強さは、本物中の本物。ムチを一発も入れることなくGⅠのゴールに飛び込んだ馬は、片手で数えられるほどしかいません。伊藤雄二先生が、「ほんまもんのお嬢様」と呼んでいたのもわかるような気がします。
 その彼女が、歳を重ねるにつれ、頑固なオバサンに変身。大惨敗した「安田記念」(13着)後のこのレース(04年)でも、詰めの甘さが出てしまいクビ差の2着。もう一歩のところで涙を飲みました。
 好きな女の子には、いつまでも、可憐で、美しくいてほしいと思いますが、人も馬も、現実は思った以上に厳しいものです(笑)。
 このほかは、88年がマイネルグラウベンで14頭立ての14着。11年がミッキーペトラで16頭立ての16着。こんな成績では、思い出そうとしても思い出せないはずです。
 しかし、今年はひと味もふた味も違います。
 引っ掛かる馬という先入観があり、距離に不安があると思ったトウケイヘイローですが、前走6月1日のGⅢ「鳴尾記念」(芝2000㍍)を快勝。条件が整ったここも、当然、優勝を狙っての参戦です。
 北の大地で、再び栄冠を目指します。

縁のある土地で栄冠を目指します

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