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いよいよ夢の舞台「凱旋門賞」へ

ついに。いよいよ。待ちに待った。世界最高峰のレース、ホースマンの誰もがその舞台に立つのを憧れてやまないPrix deI l’Arc de Triomphe「凱旋門賞」(芝2400m)です。
 

1920年の第1回大会を制したのはイギリス馬のカムラッド。第2回がフランス馬のクサール……長い歴史と格式を持つこのレースは、パリ郊外、ブローニュの森にあるロンシャン競馬場で行われます。

日本馬が初挑戦したのは、69年のスピードシンボリ(着外)でした。いまと違い、輸送だけを取っても、その苦労は筆舌に尽くしがたいものがあったはず。
飽くなき挑戦心と、日本代表としての誇り。先輩たちの勇気ある挑戦があったからこそ、いまがある。今週末、キズナとともに、このレースに挑むに当たって、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

その後も、先輩たちの挑戦は続きました。72年のメジロムサシ(18着)。86年のシリウスシンボリ(14着)・・・・・・積み重ねてきた努力は僕らの力になりました。
99年、同期のマサヨシ(蛯名正義)が挑戦したエルコンドルパサー(2着)。10年、同じくマサヨシが騎乗したナカヤマフェスタ(2着)。昨年のオルフェーヴル(2着)は、日本馬のレベルの高さを証明してくれる内容でした。
まるで手の届かないところにあった勲章が、すぐそこ・・・・・・あと一歩まで来ています。最後の一歩が、大変なのも事実なのですが。

僕自身も、これまでに5度、「凱旋門賞」に挑んでいます。最初は94年のホワイトマズル(6着)。2度目が01年、サガシティ(3着)。3度目が06年のディープインパクト(3着入線後に失格)。4度目が08年のメイショウサムソン(10着)。5度目が10年のヴィクトワールピサ(7着)。

そろそろ、日本馬が勝ってもいい頃だし、僕が夢を叶えてもいいかなと思っています。日本中の誰よりも、僕自身が、キズナと武豊に期待しています。
日本馬が挑戦するたびに、マスコミの方は“欧州勢による日本馬包囲網”と書きますが、それは、まったくありません。むしろ、ロンシャンには知り合いも多いし、応援していただいている感があります。

ディープインパクトの仔で、馬名がキズナ。それに僕が乗って勝つというのは、ちょっと出来すぎのような気もしますが(笑)、3歳牡馬が56kg。3歳牝馬が54・5kg。4歳以上の牝馬が58kg。4歳以上の牡馬が59・5kg。この斤量差を活かせる今年は大きなチャンスだと思っています。
出来は100%。あとはキズナのスタイルを貫くだけです。後ろから行ったら勝てない  と言う方もいるようですが、ステップレースを制した前走、「ニエル賞」でもそうしたように、大きく凱旋門賞仕様に変えようとは思っていません。

10月6日、日曜日発走予定は、日本時間の23時25分です。みなさん、ワインを片手に、日本馬の明日を切り拓くレースを堪能してください。

いよいよ夢の舞台「凱旋門賞」へ

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