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連勝記録によって摑んだものとは⁉

3勝3敗、がっぷり四つに組んだ今年の日本シリーズは、世紀の一戦を制した東北楽天ゴールデンイーグルスが、創設9年目で初の日本一に輝きました。選手のみなさん、ファンのみなさん、そして東北のみなさん、本当におめでとうございました!

それにしても、今年ほど日本シリーズがドラマチックな年はなかったのではないでしょうか。第1戦の先発を務めたルーキー則本投手の奮闘。MVPに輝いた美馬投手の熱投。東北で生まれ東北で育った銀次選手の頑張り。ふくらはぎにデッドボールを受けた藤田選手が、それでもグラウンドに帰ってきた姿を見たときには、2002年、タニノギムレットで制したダービーを思い出していました。
 

あの年、2月24日の中山第3Rで落馬骨折した僕は、歩くのさえままならない状態でした。競馬は僕が走るんじゃなく、馬が走るものだから大丈夫。人にも馬にも、余計な心配をかけないように明るく振舞っていましたが、激痛に心を歪めていました。これでダメになったらそれもしょうがない。藤田選手も覚悟を決めての出場だったと思います。そして、もうひとつ。

最高のドラマを演出してくれたのは、なんと言っても田中将大投手の存在です。第6戦で160球を投げ、今年、初めての黒星。しかし第7戦で再びマウンドに帰ってきた田中投手。そして彼の背中に思いのすべてをかけた球場全体から立ち上る気には、オグリキャップのラストランを彷彿させるものがありました。肩も身体もぼろぼろのはずなのに、栄光の座に辿り着くなぜそれが可能だったのかは、オグリがそうであったように、田中投手だからとしか言いようがありません。今シーズンの田中投手には、投球術とは別に、勝負のあやというか、勝敗を分ける何かを摑み取った男の凄みがありました。

競馬と野球。競技は違いますが、僕にも同じような経験があります。あれは05年9月24日でした。1、3、5、6、7、9R……騎乗機会一日6連勝を達成したときは、言葉にはできない勝負師としての何かを摑んだような気がしたものです。田中投手の無敵モードの連勝記録も偶然ではなく必然だと思います。僕も負けてはいられません。

今週11月17日は、秋の京都競馬場を舞台にGⅠ「マイルチャンピオンシップ」(芝1600m)があります。パートナーは、藤原英昭厩舎のトーセンラー。GⅡ、GⅢを制し、GⅠでもあと一歩のところまできている彼にとって、ここは大きなチャンスです。デビュー以来、初めて経験する距離がプラスに働くのか、それともマイナスに転ぶのか⁉馬場状態や枠順はどうなるのか?気になるポイントはありますが、最後は気力勝負です。楽天イーグルスの選手を見習って、魂を込めて騎乗しますので、ぜひ競馬場に足を運んでください。

連勝記録によって摑んだものとは⁉

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