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区切りのGⅠ100勝を達成して

キズナでダービーを制してから半年。みなさんに、“あと1つ”とせっつかれた(笑)。JRA、地方、海外を合わせた区切りのGⅠ100勝を、ディープの仔トーセンラーで達成することができました。
 

グイッと首を前に突き出すようなアクション。全身を使った走り……。最もディープに似ているトーセンラーで勝てたことが何よりも嬉しくて、日曜の夜は、美味しいお酒を愉しませていただきました。
レース前、初挑戦だったマイルという距離に対して、心配や不安を覚えた方がいたようですが、僕自身は、“なんとかなるだろう”と思っていました。

春の天皇賞で2着。長い距離でも実績を残していますが、典型的なステイヤーの走りではありません。体の使い方はマイルでも十二分に通用するはず。それが、僕と藤原英昭先生の一致した見方でした。

結果論?

そうではありません。一度も走ったことはありませんが、メジロマックイーンやディープだったら、マイルのレースでも十分に通用したはずだと、信じているのと同じ理由です。
未経験をマイナス材料と捉える人が多いようですが、それはちょっと違うと思います。未経験とは未知の力、プラスにもマイナスにもなる力のことです。

この日のレースに備え、厩舎のみなさんが、マイルに対応できるように、細心の注意を払いながら仕様を変えてくれたのも大きかったですね。さすがにスタート直後は、置いていかれそうになりましたが、リズムに乗ってからはすべてがプラスに働きました。
そして、何よりも凄かったのはいままで見たことがなかったトーセンラーの末脚です。あのパワー、斬れ味、爆発力は、お父さんのディープそっくり。
いままで隠していたのか、それとも新たに開花したものなのか……。答えは彼にしかわかりませんが、新しい武器を、それもとっておきの武器を身につけたトーセンラーは、頼もしすぎるパートナーです。

100個目のGⅠタイトル……中央(68勝)だけではなく、地方(25勝)、海外(7勝)といろんな場所で、いろんな人の助けを借りて達成できたこの区切りの記録は僕の誇りであり、あらためて皆さんに感謝いたします。そして、もうひとつ  来年は「凱旋門賞」というビッグタイトルを加えたいですね。

まずはひとつずつ。今週は、「ジャパンCダート」に全力を注ぎます。僕のパートナーは、栗東・佐藤正雄厩舎のワンダーアキュート。前走、11月4日、金沢競馬場で行われた交流GⅠ「JBCクラシック」では、ホッコータルマエに逃げ切りを許しましたが、枠順が違っていれば、結果も違っていたはずです。
ワンダーアキュートが、彼らしい競馬をできれば、結果もついてくるはずです。来年から舞台を中京に移すことが決まり、阪神開催は今年で最後。たくさんの方の来場を心からお待ちしています。

区切りのGⅠ100勝を達成して

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