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初の栄冠を求め香港へ飛びます!

世界は広い。

そして、世界には、強い馬と、上手いジョッキーたちがいる  。
3月のドバイに始まり、7月にはトルコ、9月、10月は二度に渡ってフランスのロンシャンで騎乗。結果は必ずしも満足のいくものではありませんでしたが、海外に出ると周りの雰囲気もガラリと変わり、その度、

「よぉし、オレも、もっと頑張らなきゃ。」とか、

「まだまだ上手くなれる。」とか、騎手として一番大切なものを思い出させてもらったような気がします。

そして今週は、2013年のラスト海外in香港。12月8日、シャンティ競馬場で行われる国際GⅠ「香港カップ」(芝2000m)に挑戦してきます。
 

イギリスのロイヤルアスコット、フランスの凱旋門賞、アメリカのブリダーズカップ、ドバイのドバイワールドカップと並び、世界を代表するレースの一つに数えられる香港国際レースは、香港カップのほかに、香港ヴァーズ、香港マイル、香港スプリントの4つが行われる一大イベント。レースは世界中に配信され、10億人を超える競馬ファン、注目の一日になります。

僕がこのレースに参戦したのは3度。最初は、93年のナリタチカラ(7着)。2度目は97年のサイレンススズカ(5着)。そして3度目が06年のアドマイヤムーンです。
この年は、ダンスインザムードで香港マイルに。アドマイヤメインで香港ヴァーズに参戦。どの馬も、力がある馬で、

「3つ全部、勝つのは難しいけど、1つは勝ちたい」

意気揚々と、弾むような気持ちでシャティン競馬場に入った記憶があります。

でも、しかし。最後の直線を迎えるまでは、理想的な競馬をしていたダンスインザムードは、“さぁ、勝負!”というところで急ブレーキ。アドマイヤメインも、理想的な逃げの展開に持ち込んだはずなのに謎の失速と、海外遠征の難しさを痛感させられる結果に終わってしまいました。

そんな中、一頭、気を吐いたのが3歳で挑戦したアドマイヤムーンです。凱旋門賞2着の牝馬プライドを相手に、激しいデッドヒートを展開。ゴールした瞬間は、ほぼ馬体は並び、プライドの手綱を取っていたC・ルメールに、「一瞬、負けたんじゃないかと思った」と言わせるほどのレースを見せてくれました。

過去、日本馬がこのレースを制したのは、3度あります。95年は同期のマサヨシ(蛯名正義)がフジヤマケンザンで。98年には愛する先輩、河内洋さんがミッドナイトベットで。01年には競馬学校の4期後輩、四位洋文が、アグネスデジタルで大きな勲章を手に入れています。

今年の僕のパートナーはトウケイヘイロー。海外では、逃げにこだわる馬はいませんから、僕にも大きなチャンスが巡ってきました。勝つか負けるか勝利の女神が微笑んでくれるような魅力的なレースで、今年のラスト海外を締めくくりたいと思います。

初の栄冠を求め香港へ飛びます!

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