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楽しみが多い年になりそうです

昨年暮れに、楽天イーグルスの田中将大投手が大賞を受賞した「第46回内閣総理大臣日本プロスポーツ大賞」で2度目の特別賞を受賞。年が明けて、2013年のJRA特別賞と関西騎手クラブ賞もいただき、年末年始にかけてちょっとした賞ラッシュになりました。本音を言えば、特別賞ではなく大賞がほしかったところですが、これも昨年頑張った証ですから、素直に喜んでいます。

2014年、午年の競馬はまだ始まったばかり。クラシックを、古馬の頂点を目指した戦いは、まだまだこれから。最多勝利、最高勝率、最多勝金獲得の3部門の数字をグンと伸ばしていく気満々の武豊です。
幸い……というのもおかしな表現ですが、頂点を目指すパートナーたちの次走も、ここに来て、次々に決まっています。
 

3歳牡馬のトーセンスターダムは、2月9日の「きさらぎ賞」。ダート王者を目指すワンダーアキュートは、2月23日の「フェブラリーS」。5歳となったトウケイヘイローは、3月2日の「中山記念」。「マイルCS」を制したトーセンラーは、2月16日の「京都記念」。このほかにも、キズナをはじめとした心強いパートナーが控えていて、この春は嬉しい悲鳴となりそうです。

こんなとき、もっとも気をつけなければいけないのが……落馬などによる大きなケガです(もっとも、落馬は気をつけようがないのですが)。僕が初めて落馬による骨折を経験したのは、2001年の7月13日。フランス、ドーヴィル競馬場で行われた第1レースでした。

「ちょっと行ってくるわ」

この年、初めてフランス遠征に来たケンイチ(池添謙一騎手)に軽く手を上げ、意気揚々とレースに臨みましたが、ゴールまで残り100mの地点で、騎乗馬ペリウィンクルに故障が発生。いきなり宙に投げ出された僕は、地面と衝突した瞬間、左手首を骨折してしまったのです。

「うがっ!」

激痛に顔を歪めたまま、その場にうずくまっていました。

診断の結果は、骨折は2カ所。一つは親指から腕に沿って縦に。もう一つは、手首の関節に対し平行に。全治6週間と言われたときは、痛みより、馬に乗れない悔しさ、もどかしさで、心が千切れるほどでした。

「早く乗りたい」

「片手でもいいから、レースに出たい!」 

心の中でそんな叫び声をあげたのは、一度や二度ではありません。馬に乗れない騎手は、ただの人……いや、ほかに何もできないのですからそれ以下です。GⅠであろうが、未勝利戦であろうが、いつも感謝の気持ちを。あの骨折事故以来、忘れず僕が持ち続けているのがこの想いです。

始まったばかりだと思っていた競馬も、1月は今週がラストウイーク。すべての馬に、すべてのファンに、すべての関係者に感謝を込めて。気合を入れ直してレースに臨みたいと思います。

楽しみが多い年になりそうです

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